
今回はレンタルサーバーでできることを紹介していきたいと思います。このサイトもレンタルサーバーで運用していて何年も使ってきました。その過程でいろんな機能を使ってきたので、そういった経験を踏まえてどんなことができるのか?っていうことを書いていきます。
- レンタルサーバーでざっくりどんなことができるのか?
- サイトは公開できるのか?
- 機能的にはどんなことができるのか?
上記のような疑問を持っている方やこれからレンタルサーバーを使って何かをしようと思っている人は参考にしてみてください。ちなみにレンタルサーバー関連の記事はブログカテゴリに記事があるから、気になるものがあったら見てみてください。
レンタルサーバーでできること
ワードプレスブログ開設
このサイトもワードプレスでできている通り、ワードプレスブログを開設することが可能です。ワードプレスを開設するの難しいんじゃない?って思うかもしれないけど、レンタルサーバーにはワードプレスサイトを簡単に構築することのできる機能が付いている場合が多いです。
3つレンタルサーバーを見てみるとそれぞれ以下のような名称で機能が提供されています。
- エックスサーバー・・・WordPressクイックスタート
- ConoHa WING・・・WordPressかんたんセットアップ
- mixhost・・・WordPressクイックスタート
どれも契約と同時にワードプレスのサイト開設に必要なことをやってくれるもので、必要事項を入力していくだけで契約後にはワードプレスサイトを構築することができます。ドメインの取得や設定、SSL化などをまとめて行ってくれるから最初からワードプレスサイトを作りたい!っていうなら使うと簡単にできます。
簡単にワードプレスを構築してくれる機能を使わない場合は?
「レンタルサーバーのワードプレスを簡単に構築してくれる機能を使わない場合はどうなるの?」
っていうところだけど、これもワードプレスのインストール自体はレンタルサーバーの管理画面から行うことができます。ただその場合は以下を自分でやらないといけないからちょっと面倒です。
- ドメインの取得
- ドメインの設定
- ワードプレスインストール
- SSL化
全然できないということはなくて、ちょっと面倒だな・・・って思うぐらい。ただやっぱりワードプレスサイトを作るならクイックスタート系の機能を使った方が楽ですね。
ワードプレスブログの移行
一つのレンタルサーバーでワードプレスブログを運用しているけど、他のレンタルサーバーを使いたい・・・っていう場合も使っていれば出てくると思います。
これもレンタルサーバーで簡単に移行する機能が備わっている場合が多く、その機能を使えば割と苦労なくワードプレスサイトを移行することができる。3つのレンタルサーバーで簡単移行の機能を使った記事があるから、どんな風に行えるか気になったら参考にしてみてください。
複数ドメインでサイト開設
レンタルサーバーを契約したら複数のサイトを開設して運用したいって思う人もいると思います。マルチドメイン対応のレンタルサーバーは複数のサイトを開設することができるから、そういったことをしたい場合はマルチドメイン対応のレンタルサーバーを選びましょう。
ちなみに大体のレンタルサーバーは対応しています。
- ConoHa WING・・・マルチドメイン対応
- エックスサーバー・・・マルチドメイン対応
- mixhost・・・マルチドメイン対応
ただレンタルサーバーごとにフォルダのディレクトリ構造が違ったりします。mixhostはドメインを追加したら勝手にサブドメインができたり、ディレクトリ構造が個人的に分かりづらかったりするからmixhostで複数ドメインを運用する方はmixhostで複数のワードプレスブログを開設する方法!の記事を見てみるといいです。
Webアプリケーションの公開
ワードプレスではなくて、自分で作成したWebサイトを公開することもできます。HTML・CSS・JavaScriptで作成したサイトをレンタルサーバーに公開するのは結構簡単。エックスサーバーやConoHa WINGで試してみたから気になる人は見てみてください。
フレームワーク+DBを使ったアプリケーションの場合
HTML・CSS・JavaScriptで作成した静的なWebサイトの場合は割と簡単に公開することができるけど、それ以外のフレームワーク使ったものなどを公開するのは難しいです。
というのもレンタルサーバーにはroot権限がないから自由にモジュールやパッケージをインストールすることができません。一応LaravelやFlaskで試したこともあるから気になる方は見てみてください。
CGIを使うことができるから、CGIを使ってアプリケーションを動かすっていうこともできます。
ただ個人的にはレンタルサーバーで頑張るよりもVPSを使ってWebアプリケーションを動かすっていうことをした方がいいと思います。VPSならroot権限もあり自由に環境を作れるので。
ConoHa VPSを使ってアプリケーションの公開をしてみたっていう記事もあるからVPSが気になる方はどうぞ。
プログラムの実行
レンタルサーバーには最初からプログラム言語がインストールされているので、それを使ってプログラムを実行することができます。例えばエックスサーバーならPerl・PHP・Ruby・Pythonが使える。
レンタルサーバーによって使うことのできるプログラム言語は違うけど、大体PHP・Pythonは使えるような気がする。
プログラムの定期実行
レンタルサーバーには定期実行することのできるCronが備わっている場合が多いから、コマンドを入力すれば指定した処理を定期的に実行させることができる。
これはConoHa WINGの画面だけどConoHa WINGだとCronで指定する以外に簡単に毎時や毎日っていうのを指定することができて楽ですね。
大体どこのレンタルサーバーでもcronの設定はできると思うけど、ほしい場合にはcronに対応しているかを確認してみるといいです。
サブドメインの作成
レンタルサーバーにドメインを登録したらそのドメインのサブドメインを作ることができます。
作成したサブドメインに対してワードプレスをインストールしたり、サイト公開に必要なファイルを追加したりして公開することもできるから便利ですよね。
ちなみにサブドメインっていうのは独自ドメインの先頭に好きな文字列を追加して作ることのできるドメイン。例えばgoogle.comだったらこんなのがあるね。
- Googleサイト・・・sites.google.com
- GoogleStore・・・store.google.com
- Googleブックス・・・books.google.com
サブドメインの追加自体はそれぞれのレンタルサーバーで簡単に行うことができますよ。
バックアップ
レンタルサーバーは自動でバックアップしてくれる機能がある場合が多いから、何かあってもそのデータを用いて復元することができる。大体14日前までのデータをバックアップとして復元してくれるところが多いんじゃないかな。
アクセス解析
レンタルサーバーにはアクセス解析機能を提供しているところもあって、例えばエックスサーバーだとこんな管理画面でアクセス解析をすることができる。
サイトを公開したらGoogleアナリティクスなんかを入れると思うから、あんまり使わないかもしれないけどレンタルサーバー側でも一応確認することができます。転送量なんかも確認することができるのは気になる人にとってはいいかもしれない。
もちろんこういう画面はレンタルサーバーごとに違っていて、ConoHa WINGならこんなアクセス解析画面。
あまり使うことはないかもしれないけど、一応レンタルサーバーにもこういった機能はあります。
アクセス拒否
このIPアドレスからのアクセスは拒否したい・・・!っていう場合に使えるのがアクセス制限の機能。
IPを追加すればそこからのアクセスを拒否してくれるから、拒否したいIPアドレスがあれば追加しておこう。
ベーシック認証
ベーシック認証も書けることができます。このディレクトリにはアクセスさせたくないっていうものがある際には便利。フォルダを指定してユーザー名とパスワードを設定するだけでかけることができます。
どのレンタルサーバーでも結構簡単にかけることができるから、良かったら試してみるといいです。
Webメール
レンタルサーバーにはメールアドレスを作成することができる。例えばConoHa WINGならこれがメールアドレス作成の画面。
メールアドレスを作成したら、そのメールアドレスを使ってメールを送信したり受信することができます。
メールアドレスは「指定した文字列@ドメイン名」になる。サイトを運営しているのならそのサイトのメールアドレス感があっていいですね。
おすすめのレンタルサーバーはどこなのか
レンタルサーバーでできることを見てみたけど、レンタルサーバーにもいろいろ種類がありますよね。実際にレンタルサーバーでサイト運営などをしようと思ってもどのレンタルサーバーを使っていいのかいまいち分からないと思います。
どのレンタルサーバーがおすすめなのかっていうのはこっちの記事でも書いたけど、個人的にはエックスサーバーです。レンタルサーバーの比較を知りたい方は覗いてみてください。