今回はエックスサーバーでバックアップを取る方法を書いていきたいと思います。サーバーを移行する際やPHPのバージョン変更をする際などバックアップファイルが欲しい時の参考にしてみてください。
バックアップは自動・手動の方法がある
エックスサーバーでは自動と手動でバックアップされたファイルを取得することができる。
- 自動でバックアップされたファイルを取得する
- 手動でバックアップファイルを生成して取得する
自動バックアップされたデータを取得する方法と手動でバックアップデータを作って取得する方法があるけど、手動だとローカルにダウンロードしてくれるから個人的には手動の方がやりやすいです。
自動と手動の場合両方やっていきますよ。
バックアップするもの
バックアップするものとしてはサイトのファイルたちとデータベースのデータがあるから、この2つのバックアップデータを取得します。
- サイトを構成するファイルやフォルダ
- データベースのデータ
エックスサーバーから自動でバックアップされたデータを取得する
まずは自動でバックアップされたデータを取得する方法からです。
エックスサーバーには自動と手動のバックアップする機能がついていて、自動バックアップだと過去14日分のデータを保持してくれる。
サーバー上のデータは、1日1回、バックアップ専用サーバーに自動でコピーしており、全サーバープランともサーバー領域のWeb・メールデータ「過去14日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持しています。
自動でバックアップしてくれるから、そのデータを欲しい時に申請すれば取得することができる。
ファイル・フォルダの自動バックアップデータを取得する
サーバーパネルのバックアップから自動バックアップデータを取得します。
ドメインを選択してデータを取得したい場合は[対象を指定して取得]すればいいです。ドメインを選択してデータを取得できる。
バックアップデータ保存先は/home/サーバー名/userbackup/になりますね。
取得が完了するとuserbackupっていうフォルダの中にデータが作られます。
MySQLバックアップ
データベースのデータのバックアップは[MySQLバックアップ]からバックアップすることができる。
バックアップファイルの欲しいデータベース名の[申請する]ボタンを押せば取得することができる。
取得したデータはbackupディレクトリに保存されます。
データベース名が分からない場合
そのサイトで使っているデータベース名が分からなかったら、そのドメイン名フォルダ/public_html/wp-config.phpの中身を見てみるといいです。データベース名が記載されています。
↑はエックスサーバーのファイルマネージャーを使って見ています。
エックスサーバーから手動でバックアップされたファイルを取得する
次は手動でデータをバックアップファイルを作成してダウンロードする方法。この方法だとエックスサーバーのサーバー上にバックアップしたデータが配置されるのではなく、パソコンにそのバックアップデータがダウンロードされます。
サーバーパネルからバックアップ⇨対象のディレクトリを選択してダウンロードできる。
[作成とダウンロード]ボタンを押すとバックアップファイルがダウンロードされる。
色々入っているとそれなりに時間がかかるから気長に待ちましょう。ちなみにダウンロードするとこんなフォルダです。
/home/サーバー名/ドメインのフォルダがダウンロードされます。ドメイン配下のものが全てダウンロードされるから良いですよね。
データベースのバックアップも取得する
データベースのバックアップファイルも取得してみます。
[現在のMySQLをダウンロード]から該当するサイトのデータをダウンロードする。 [ダウンロード実行]を押せばファイルがダウンロードされます。データベース名がわからない場合
手動の場合も使われているデータベース名が分からない場合は、そのドメイン名フォルダ/public_html/wp-config.phpの中身を見てみるといいです。データベース名が記載されています。
バックアップしたファイルの中身
サイトのファイルやフォルダのバックアップファイル
バックアップしたファイルの中身を見てみるとこんな感じで、エックスサーバーに使われているものがそのまま入っています。
データベースのバックアップファイル
データベースのバックアップファイルはSQLです。中身を見てみるとSQLがずらずらと書かれていますね。記事の内容もデータとして入っているのが分かる。
何か大事な作業をする前にバックアップを確認しよう
ワードプレスのPHPバージョン変更やfunction.phpの変更、ワードプレスのバージョンアップなど何か大きな変更をする際にはバックアップを検討しておくのがおすすめです。
何かあってバックアップどうやるんだろう・・・ってなった時には結構青ざめると思いますから。