作成したアプリケーションを公開しようと思って、どこのVPSがいいのかな?と思っても種類が多くて迷ってしまいますよね。
そこでこの記事ではどのVPSを使ったらいいのかを書いていきます。
- Webアプリの公開にVPSを使う理由
- Webアプリの公開におすすめのVPS
今までいくつかのVPSを使ってきたので、ある程度は参考になるはず。Webアプリケーションを公開したかったらどれを選んだらいいのか見てみてください。
Webアプリの公開にVPSが「あり」の理由
Webアプリケーションを公開したいとなれば、レンタルサーバーやAWSやGCPといったクラウドが頭をよぎると思います。
もちろんそれらにも良いところはあるけど、VPSの良いところは以下です。
- レンタルサーバーと違いroot権限がある
- 料金プランが分かりやすく、クラウド破産がない
- AWSやGCPより操作が簡単
- 料金が安い
レンタルサーバーと違いVPSにはroot権限がある
レンタルサーバーとの違いですが、レンタルサーバーにはroot権限がなく自由にパッケージをコマンドでインストールといったことができません。
レンタルサーバーでかなり決まっている部分が多いので、自分で色々サーバー内を構築するといったことができないけど、VPSは自分の自由に色々インストールして構築することができます。
VPSとレンタルサーバーの違いについてはConoHa VPSを例にとって以下の記事で書いているので、もっと知りたければ見てみるといいですよ。
クラウドとの違い
AWSやGCPを使ったことがあるなら感じたことがあると思いますが、操作やサーバーの作成はちょっと難しいですよね。複数あるインスタンスから好きなものを選んでリージョンやネットワークの設定などをして・・・という作業が必要になってきます。
ただVPSの場合は申し込んでしまえば、そのサーバー内で作業すればいいだけなので楽です。あくまでサーバー内でアプリケーションを作成する作業に集中できます。
また、料金に関しても月額上限料金が決まっているのでクラウドのようにいつの間にか膨大な料金が発生していた・・・のようなことはないです。それにVPSは安いです。
Webアプリの公開におすすめのVPS
これVPSも使ったことはあるけど、おすすめのVPSは以下です。
- XserverVPS
- ConoHa VPS
- さくらのVPS
- Kagoya Cloud VPS
VPSにも色々種類があってどれを選んだらいいか迷ってしまいますが、個人的には上の4つの中からならどれを選んでもいいかなといった感触です。
ただやっぱりその中でも違いはあるのでそれぞれ見ていきましょう。
XserverVPS
良いです。Xserver VPSのプランには512MBや1GBといったプランがなく、最安が2GBのプランっていうのが特徴的です。
プラン2GB | プラン4GB | プラン8GB | プラン16GB | プラン32GB | プラン64GB | |
---|---|---|---|---|---|---|
月額 | 1ヶ月:1150円/月 12ヶ月:900円/月 24ヶ月:870円/月 36ヶ月:830円/月 | 1ヶ月:2,200円/月 12ヶ月:1,800円/月 24ヶ月:1,750円/月 36ヶ月:1,700円/月 | 1ヶ月:4,400円/月 12ヶ月:3,600円/月 24ヶ月:3,400円/月 36ヶ月:3,201円/月 | 1ヶ月:9,750円/月 12ヶ月:7,800円/月 24ヶ月:7,500円/月 36ヶ月:7,200円/月 | 1ヶ月:22,100円/月 12ヶ月:19,500円/月 24ヶ月:19,000円/月 36ヶ月:18,500円/月 | 1ヶ月:44,200円/月 12ヶ月:39,000円/月 24ヶ月:38,500円/月 36ヶ月:38,000円/月 |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
自分が公開したいアプリケーションで使うメモリ容量なんかが分かっていれば、プランも選択しやすいですが、なかなかそうもいかないですよね。プランのアップグレードは後でもできるので迷ったら2GBをお勧めします。
そしてこの2GBプランですが、他のVPSと比べると結構安いんですよね。
「2GBもいらない」っていう場合には他のVPSを使うといいと思いますが、Webアプリ公開するならこれぐらいは欲しいと思うので正直もうこれでいいんじゃないって思います。
2GB以上のメモリが欲しいなら料金と使いやすさ含めてXserverVPSがおすすめです。
XserverVPSの管理画面
XserverVPSの管理画面はこんな感じですね。
シンプルで分かりやすいです。
ConoHa VPS
ConoHa VPSはXserverVPSとは違って512MBや1GBプランがあります。12ヶ月契約で見た時の料金プランはこうです。
2GBだとSSDが100GBとXserverより多いけど、料金考えると2GBのプラン使うならXserverVPSの2GBプラン使うのがおすすめです。
通常料金プランなら時間単位の料金になる
ConoHa VPSを推せるポイントとして、1時間あたりの課金で使えるプランがあるところです。
ConoHa VPSには通常料金プランがあって、このプランだと時間あたりの課金になります。
この時間単位の料金プラン(通常料金)だとサーバーを削除するとそれ以降料金は発生しないです。なので例えば、10時間使ってサーバーを削除したら数十円しかかからないっていうこともできます。
長期的利用するなら、もう一つのVPS割引きっぷというプランを選択するのがいいけど、短期的に少し試したいぐらいなら通常料金で使ってみるといいですよ。
そういった使い方をしたい人にConoHa VPSはおすすめです。
ConoHa VPSでお試ししたいなら通常料金で使えばいいですよ。
ConoHa VPSの管理画面
ConoHaVPSの管理画面はレンタルサーバーであるConoHa WINGと一緒の画面になりますね。
ConoHa VPSの管理画面は結構重いです。使っているとローディングのクルクルがずっと回っていたり、よくわからないエラーが表示されたりストレスが溜まります。
そこは使う前に念頭に置いておくといいですよ。
さくらのVPS
さくらのVPSは2週間無料期間があるので、無料期間が欲しい人におすすめです。ただ料金的にはちょっと高いかなといったところ。
料金を見ると他と比べるとちょっと料金が気になってしまうかな・・・というところです。ただ2週間無料で使えるので、無料期間が欲しい場合はありです。
さくらのVPSの管理画面
さくらのVPSの管理画面はこんな感じです。
シンプルでわかりやすいですね。
KAGOYA CLOUD VPS
KAGOYA CLOUD VPSは日額料金が割り当てられていることが特徴です。月額上限の料金もそこまで高くないです。
日額料金も割り当てられているので、試しに使ってみたければ数日だけ使ってみればいいです。月額上限の料金も結構安いので、おすすめできます。
KAGOYA CLOUD VPSの管理画面
KAGOYA CLOUD VPSの管理画面もシンプルで分かりやすいです。
まとめ
Webアプリを公開するならどこがいいかな?ということで4つのVPSを見てみました。他にも使ったことのあるVPSはあるんですが、あまりおすすめできないので紹介していません。
今回紹介したものの個人的なおすすめ順位としては以下です。
- Xserver VPS
- KAGOYA CLOUD VPS
- ConoHa VPS、さくらのVPS
自分がWebアプリ公開するとしたら強いて言うなら、Xserver VPSの2GBプランでまずは始めたいかな・・・というところです。スペックと料金的にKAGOYA CLOUD VPSとも迷うけど、XserverVPSかな。
ConoHa VPSやさくらのVPSもいいけど、管理画面が重かったり料金が高かったり気になる点があります。これからVPS使うなら参考にしてみてください。