指定した文言に応じてAIが自動でプログラムを書いてくれるGPT Enginnerですが、XserverVPSではアプリケーションとして設定するだけで簡単にそれが動く環境を用意してくれます。
そこで今回はXserveVPSでGPT Enginnerを試していきたいと思う。
- Xserver VPSでVPSを立てる
- GPT Enginnerの設定をする
- GPT Enginnerを利用する
GPT Enginnerをどのように使うことができるのか参考にしてみてください。
Xserver VPSでVPSを立てる
まずはXserver VPSでVPSを立てます。イメージ選択の項目でアプリケーションを選択してGPT Enginnerを選択するようにしましょう。
- サーバー名・・・管理画面に表示されるサーバー名(自分で決めることも可能)
- プラン・・・メモリの選択
- サーバーの契約期間・・・サーバーの契約期間(12ヶ月がお勧め、試すなら1ヶ月)
- イメージタイプ・・・OSやアプリケーションの選択(アプリケーションの場合は選択したアプリケーションが使える環境を作ってくれる)
- rootパスワード・・・rootユーザーのパスワード
- SSH Key・・・SSH Keyを作成するかどうか
今回自分は4GBのVPSがあるのでそれを使ってやりますが、サーバー名やプラン、契約期間は好きなものを選択しましょう。
VPSを申し込んだら設定に移っていきます。
GPT Enginnerの設定を行う
GPT Enginnerを使うために少し設定する必要があるので、設定していきます。
OpenAIのAPI Keyを取得する
OpenAIのAPI keysから新たにAPI Keyを作成します。
作成したAPI Keyは控えておきましょう。
取得したAPI Keyを設定する
SSH接続して取得したAPI Keyを設定します。
export OPENAI_API_KEY=[YOUR API KEY HERE]
SSH接続に関しては以下の記事で書いているので、方法がわからなかったら参考にしてみてください。
GPT Enginnerを実行する
GPT Enginnerを使うのは簡単で、どんな事をして欲しいか?というpromtを記述したファイルを用意してコマンドを実行するだけです。
promptを作成する
まずはpromtを作成します。自分のプロジェクトを作成してその配下にpromtというファイルを用意します。そこにpromtを書いておけばOK。
$ mkdir /opt/gpt-engineer/projects/my-project
$ cd /opt/gpt-engineer/projects/my-project/
$ vim prompt
// 作って欲しいものを入力。
Create a company website in blue color with HTML and CSS.
今回は[Create a company website in blue color with HTML and CSS.]というpromtで実行してみます。
promptを実行する
gpt-engineerコマンドで実行します。
$ gpt-engineer /opt/gpt-engineer/projects/my-project
実行するといくつか明らかにして欲しいことが問われますが、GPT Enginnerに判断を任せたい場合はcで進ませることができる。
今回はcを入力して進めます。するとGPT-Enginnerが手順を記載してくれました。
Enterキーを押して進めてみましょう。するとhttp-serverを起動して見せてくれるみたいです。
アクセスしてみるとホームページが作られていますが、何かと内容が薄すぎますね。
他にもpromtを用意して実行してみたりしたけど、正常に処理が実行されなかったりしたので、まだ使えるレベルではないかなあという印象。(GPT Enginnerからの問いにちゃんと応えて入力すればもっと良いものはできると思う)
ただ作って欲しいpromptを入力しただけでここまでできるのは凄すぎますね。
作成されたファイルはworkspaceディレクトリに入る
作成されたファイルたちはworkspaceディレクトリに入るので、作られたファイルがどんなものであるのか気になったら見てみるといいでしょう。
まとめ
Xserver VPSでGPT Enginnerを使ってみたけど、なかなか凄いですね。prompt書くだけでコードを記述してくれるのは楽すぎます。
ただ精度に関して微妙なので、今後どうなるか期待です。ただもうちょっと丁寧にprompt書いたり、GPT Enginnerの問いに答えていれば精度も上がったのかなと思います。
その辺りを考慮して試してみるといいですよ。