そんな悩みを解消するためにこの記事ではエックスサーバーVPSでワードプレスブログを開設するっていうことをやっていきます。
- エックスサーバーVPSに申し込む
- ワードプレスブログに使うドメインの設定をする
- KUSANAGI設定をする
- ワードプレス設定をする
エックスサーバーVPSでワードプレスを使ってブログを作りたい方は参考にしてみてください。
エックスサーバーVPSに申し込む
まずはXserver VPSに申し込みます。
基本的に画面に沿って進めていれば申し込みは完了するんですが、プランやサーバーの契約期間・イメージタイプなどを選ばなくてはなりません。
- サーバー名・・・管理画面に表示されるサーバー名(好きな名前でOK)
- プラン・・・好きなプランを選択(メモリ2GBがおすすめ)
- サーバーの契約期間・・・好きな契約期間を選択(12ヶ月がおすすめ)
- イメージタイプ・・・アプリケーションからKUSANAGI9を選択
- rootパスワード・・・rootのパスワードを入力
- SSH Key・・・「キーを作成する」で作成しておくのがおすすめ
プランは後でアップグレードもできるので、迷ったら安い方にしておくのがいいでしょう。(ちなみにKUSANAGIの推奨スペックはメモリ4GB以上です)
契約期間は最短だと1ヶ月だけど、1ヶ月なんてすぐだからブログに使うなら最初は12ヶ月にしておくのがおすすめです。
ワードプレスを使いたいのでイメージタイプにはKUSANAGI9を選択しておきます。
サーバーを起動する
エックスサーバーVPSを申し込んでサーバーの構築が完了したら、VPSパネルからサーバーを起動します。
起動すると稼働中になりますね。
ドメイン設定をする
今回ワードプレスサイトで使うドメインの設定を行います。
- ネームサーバーをエックスサーバーVPSのものにする
- Aレコードを設定する
順番にやっていきましょう。
ドメインのネームサーバーを変更する
ドメインを取得したサイトでネームサーバーを変更します。
- ns1.xvps.ne.jp
- ns2.xvps.ne.jp
- ns3.xvps.ne.jp
Aレコード設定をする
エックスサーバーVPSの管理画面からDNS設定も行います。Aレコードを設定していきましょう。
ドメインの
www付きとwwwなしのドメインのAレコードにIPアドレスを入力してやりました。
エックスサーバーVPSにSSH接続する
SSHポートを解放する
初期状態だとSSHのポートが解放されていないと思うので、ポート設定をします。SSH(22)を「ONにする」にしておきましょう。
Webもどうせ解放しないとブラウザからアクセスできないので「ONにする」にしておきます。
SSH接続する
コンソールもエックスサーバーVPSにはあるんですが、こういうのは使いづらいのでSSH接続して作業していきます。
$ ssh -i 秘密鍵へのパス root@IPアドレス
秘密鍵は申し込み時に自動生成したSSH Keyへのパスです。
接続できるとKUSANAGIの文字が表示されます。
KUSANAGI設定をする
KUSANAGIの初期設定はKUSANAGIの初期設定に色々書かれています。ここに書かれていることを参照しつつ進めるといいですよ。
$ dnf update -y
$ reboot
rebootするとSSH接続が切れるので、再度接続して初期設定を始めましょう。
初期設定
$ kusanagi init --tz Asia/Tokyo --lang ja --keyboard ja --passwd "パスワード" --nophrase --dbrootpass "パスワード" --nginx123 --php80 --mariadb10.5 --ruby26
それぞれの入力項目はこんな感じです。
- -tz・・・タイムゾーン設定
- --lang・・・言語設定
- --keyboard・・・キーボード設定
- --passwd・・・ユーザーkusanagi のパスワードの設定(kusanagiというユーザーがいます)
- --no-phrase・・・ユーザーkusanagiのSSHユーザ鍵のパスフレーズを空文字にする
- --dbrootpass・・・MySQLのrootパスワード
- --nginx123・・・Webサーバーをnginxのバージョン1.23にする
- --php80・・・使用するPHPバージョンを8.0にする
- --mariadb10.5・・・使用するMariaDBのバージョンの10.5にする
- --ruby26・・・使用するRubyのバージョンを2.6にする
コマンドの数字はバージョンを表しているので、それぞれ好きなバージョンを指定するといいでしょう。
実行すると少し時間がかかるけど、処理が完了します。
provisioning設定
続いてprovisioning設定を行います。
kusanagi provision --wp wordpress \
> --wplang ja \
> --fqdn ドメイン名 \
> --email 自分のメールアドレス \
> --dbname データベース名 \
> --dbuser データベースユーザー名 \
> --dbpass データベースユーザーのパスワード
- --wp・・・ワードプレスをプロビジョニング
- --wplang・・・言語設定
- --fqdn・・・ドメイン名を入力
- --email・・・メールアドレスを入力(Let’s Encryptを設定できる)
- --dbname・・・作成するデータベース名を入力
- --dbuser・・・作成するデータベースユーザー名を入力
- --dbpass・・・作成するデータベースユーザーのパスワードを入力
実行してうまくいくとこんな表示です。
ネームサーバーやDNS設定を変更したばかりだと失敗するので、しばらく経ってから行いましょう。
ワードプレスの設定をする
設定が終わったらドメインにアクセスすると、設定画面が表示されるはずです。後は画面に沿って進めていきます。
- データベース名・・・provisioning時に入力した--dbname
- ユーザー名・・・provisioning時に入力した--dbuser
- パスワード・・・provisioning時に入力した--dbpass
- データベースのホスト名・・・そのまま
- テーブル接頭辞・・・そのまま
インストールを実行します。
画面確認
インストールしたらログインして画面を確認してみるとちゃんと表示されましたね。
ちゃんとhttpsにもなっています。お疲れ様でした。
まとめ
エックスサーバーVPSでKUSANAGI9を選択してワードプレスブログを作成してみました。コマンド入力して設定していくからちょっと面倒だけど、詰まらなければそこまでではないです。
ドメインのネームサーバーやDNS設定は反映に時間がかかるから、それらは先に1日前とかにやっておいて後でKUSANAGIの設定をするっていうのがいいかもしれません。
Xserver VPSでワードプレスブログ作りたかったらKUSANAGI使ってワードプレスインストールするといいですよ。