今回はAIがイラストを生成するサービスをいくつかみていきたいと思います。
- Midjourney
- Stable Diffusion
- Novel AI
- Waifu Diffusion
- Trinart Stable Diffusion
- Meitu
- 彩ちゃん(SAI)
- 全身のイラストを作ってくれるSAI+
- WAIFU LABS
- Cripko
- AutoDraw
以下の記事とちょっとかぶるものもあるかもしれないけどやっていきましょう。
Midjourney
Midjourneyはテキストを入力するだけで、それに合致するようなイラストを作成してくれるというもの。
例えば空にいるドラゴンのイラストが欲しかったら「dragon, sky」とか入力すればそれにあった画像が作られるイメージ。
以下のような画像はテキストを入力するだけで作ってくれます。
入力するテキストによって生成される画像も変わってくるから面白いです。利用する際にはテキストを色々変更して生成してみるといいでしょう。
利用はDiscordから
MidjourneyはDiscordから利用することができるんだけど、こんなふうにテキストを入力するだけで画像を作ってくれます。
以下の記事でMidjourneyの使い方に関して書いているから、使ってみたかったら試してみるといいですよ。無料でも使えます。
Stable Diffusion
Stable Diffusionは今や有名ですよね、イラストを作成する人工知能といえばこの名前が最初にあがる人もいると思います。
Stable Diffusionを使おうとするならDream Studioから使うのがやりやすいのでおすすめです。以下のように画面から値を調整したりしてイラストを生成することができる。
Stable Diffusionの使い方に関しては以下の記事で書いているから、気になる人は参考にしてみてください。
NovelAI
NovelAIを使ってイラストを生成するのは課金しないとできないけど、かなりクオリティが高いです。テキストを入力して画像を作ることができるんだけど、こんな感じです。
無料で使うことのできるStable Diffusion系も凄いけど、NovelAI使ってみるとさらにクオリティ高くて本当にびっくりします。
NovelAIで画像を生成する場合は有料になってしまうんだけど、以下の記事で使い方について書いているので、よかったら参考にしてみてください。
Waifu Diffusion
Waifu DiffusionはStable Diffusionをイラスト向けにファインチューニングされたモデルで、同じようにテキストを入力するだけで以下のような画像を生成することができる。
使ってみた時にクオリティが高くてびっくりしました。もちろん入力する文言によって差は結構ありますけどね。
Google Colaboratoryから使おう
Waifu Diffusionはコードを実行して使わないといけないので、ちょっとだけ敷居が高いかもしれません。GPUを使いたいのでGoogle Colaboratoryから使ってみるといいですよ。
Waifu Diffusionを使ってみたっていうのは以下の記事で書いているのでよかったら参考にしてみてください。
Trinart Stable Diffusion
Trinart Stable DiffusionもStable Diffusionが元になっているようなものみたいだけど、テキストを入力してやると以下のような画像を生成することができる。
漫画やアニメに特化されているようだから、そういったものが欲しい人は使ってみるといいかもしれないです。
これもGoogleColaboratoryから使うことができます。
Meitu
MeituはTwitterを少々賑わせた中国の企業が開発したアプリ。写真を加工するアプリなんだけど、その中にAIが画像をイラスト調に変換する機能が作られてクオリティが高いです。
イラストに対して試しても別の同じようなクオリティの高いイラストを生成してくれました。
Meithはスマホアプリなんだけど、同じようにアプリでAIを体感したい場合は以下の記事でiPhoneから使えるアプリを書いているからよかったらどうぞ。
彩ちゃん(SAI)
彩ちゃんは顔のイラストを自動で作ってくれるAI。上の動画5秒ぐらいだから見てみるといいです。顔が無限に作られていくのがわかる。ちょっと気持ち悪いけど、なんかこんなの見せられたら今まで手で描いていたのはなんだったんだろうって思う人もいそう。
実際にSAIから使ってみることができるから試してみよう。まずは、適当に元となるイラストを選択する。選択したら選択したものと似たようなものが生成されるようだね。
SAI generates original illustrations. If you select a picture you want, it will generate a similar picture. When you find a character you like, please feel free to download it.
真ん中の画像を選択してみる。次の画面では似ている画像を選択していく。この繰り返しで自分のイメージに近い画像を作っていくっていう感じだね。これっていう画像になったら右側の「Select」ボタンを押せば確定。何回か選択して見てみたいから一気に流れの画像を貼っていくね。
何回か画像を選択してきたけど、面白いですよね。選択するたびにどんどんイラストの画像が出てくる。ちょっと違うなーって思ったら他の画像を選択して何回も繰り返せる。気に入ったものになったらSelectからダウンロード可能。
登録が必要だったりするけど、無料でこんなのができてしまうのは凄い。
全身のイラストを作ってくれるSAI+
さっきのSAIでは、画像を選んでいって自分好みのイラストを作っていくことができたけど、顔だけなんだよね。だけど、全身も欲しいってなった時に使うことのできるサービスとしてSAI+っていうのがある。これはさっき自分で選んだ顔のイラストを元にイラストレーターが全身を描いてくれるっていうもの。
選択したイメージを元にどんな服を着せたいかを選択することができる。FantasyとSchool uniformを選択できるけど、他の服を着せたイラストが欲しかったらOtherの部分にどんな服装にして欲しいのか記載しよう。服装を決めたら次はそのイラストのポーズだ。
ポーズを決めたら表情も選択可能。Orderしなければ、イラストで作ったイメージのままだけど、オーダーすれば4つの表情にしてくれるよう。
サイズなんかの選択もあるね。8000px×8000pxってかなり大きいな。
ちなみにこのイラストを作ってくれるサービスはもちろん料金がかかる。まあ、イラストレーターの手間がかかってしまうから当然だね。価格は大体3万円ぐらいで、表情を追加したりサイズを大きくしたい場合はそれに加えて料金もかかってくるよ。
WAIFU LABS
WAIFU LABSもアニメチックなイラストを生成してくれるサービス。サイトにアクセスしたら「MEET YOUR DREAM WAIFU」をクリックすれば作成画面にいける。作成画面にいったら早速作成しよう。まずは、元となるイラストを選択する。
イラストを選択したら、次はそのイラストの色合いを決めよう。かなりの数の着色パターンがあるな。
色合いが決まったら次のステップに進もう。イラストの顔は変えられないのかなーと思ったらここで色々なパターンを選択できる。YOUR WAIFUっていう表記がなんかなんとも凄いな。
そしてここでどんな顔にするかを選択したら最後にポーズを選択する。
最後まで行ったらダウンロードできるんだけど、お金がかかるね。残念。だけど、やっぱりこのサービスも凄い。ここまでイラストを自動で作ってくれるなんて・・最終的に作られたイラストを自分で描くとなったらそれはもう相当の練習が必要になるだろう・・・
Cripko
Cripkoはこの記事を書いている現在、まだ使うことはできないんだけどかなりクオリティが高そう。前のプロジェクトであるMakeGirlsMoeを知っている人もいるかもしれないけど、Cripkoはそれの新しいプロジェクト。MakeGirlsMoeは使うことができるから、試してみたい人は使ってみるといいです。アニメのイラストっぽいキャラが作れる。
Cripkoがどんなものかっていうのは実際にサイトを見てみると早い。
生成されるイラストのクオリティも十分高そうなんだけど、それに動きも加えることができるみたい。
生成したキャラクターには滑らかな動きをつけて、自然な表情をつけることも可能です。
作ったイラストに動きを加えられるのはかなりいいな。DeepAnime感がある。
AutoDraw
AutoDrawはアニメのようなイラストを描くようなものとはちょっと違う。これは、自分が描いているものを判定してイラストにしてくれるというもの。これがなかなか凄い。
適当にそれっぽい線を描くだけでそれが何なのかを判定してイラストを表示してくれる。表示されたものの中から選ぶだけでできてしまうなんてね。AutoDrawから実際に使うことができるから使ってみよう。
スケッチボードみたいなものが開かれるからそこに適当に円っぽいものを描いてみる。すると上部に色々選択肢が出てくるね。
この中から何かを選ぶとそれがイラストとして反映される。
適当な感じでもそれっぽいイラストを表示してくれるから簡単に作れる。左側のボタンから色を変えたりテキスト入力したり、塗りつぶしたりすることもできるよ。
メニューからdownloadボタンを押せば、作ったものを画像(png)としてダウンロードすることができる。こんな手軽に作れるなら今まで簡単なイラストを作ってきた人から見れば驚愕だろうな・・・便利すぎる・
iPhoneでイラストを生成してくれるアプリ
この記事で紹介したものはブラウザから使うことのできるWebサービスだけど、アプリから使うことのできるものも結構あります。
以下の記事でiPhoneアプリで使うことのできるイラストを作ってくれるものを紹介しているから、どんなものができるのか気になったら参考にしてみてください。
まとめ
いくつかAIを使ったイラスト作成のサービスを見てきたけどかなり凄い。ボタンをクリックするだけでアニメのようなイラストができてしまう。AutoDrawを使えば、日常的に使えそうなものも簡単だ。
今の時点でこれだけのことができるなら、もう数年後にはもっと凄いことになっているんだろうね。今度は自動でイラストに動きをつけるよーなんてものが出てきそうだ。