AIだけど音楽作成の領域でもその力を発揮しているのは知っているでしょうか。この記事ではAIが音楽を生成するサービスを紹介していきます。
- SOUNDRAW
- EvokeMusic
- FIMMIGRM
- AWS DeepComposer
- NSynth
- Flow Machines
- AIVA
- OrbComposer
- Amadeus Code
AIを使った音楽作成ツールにどんなものがあるのか気になったら見てみてください。
SOUNDRAW
AIによって生み出されたフレーズを組み合わせ、尺・構成・楽器テンポなどをカスタマイズできるサービスがSOUNDRAW。
作って欲しい曲のムードやジャンル、長さを選ぶとそれに合うような曲を作成してくれます。
生成された曲は画面上に編集することができて、曲の長さやメロディー、ベース、ドラムなどさまざまな音を編集することができる。
画面から選択していくだけで自分の欲しい音楽を作ることができます。ボタンぽちぽちするだけで生成できるから簡単すぎます。
ダウンロードは有料
生成した曲のダウンロードは有料でこんな感じの料金プラン。
作曲無制限でダウンロード上限は1日50曲ということだから結構緩いですよね。いろんな曲を作ってダウンロードすることができそうです。
Evoke Music
Evoke Musicは[検索に応じて毎月400+曲が新規で追加。60,000曲以上の音源からダウンロードし放題]ということでかなり曲数が多いですね。
登録して中を見てみるとかなりの数の曲がある。
ムードやジャンルからも選ぶことができて、もうこれだけあるなら困らないだろうなあというところ。
無料だと効果音のみ
プランは4つほどありますが、無料だと効果音のみしか使うことができません。曲を使いたいならパーソナル以上を検討しましょう。
FIMMIGRM
FIMMIGRM(フィミグラム)は卓越したヒットソングのトラックを分析・学習させた、「AIトラックジェネレーター」ということです。サイトにサンプルのトラックがいくつか掲載されているから、聞いてみるといいですよ。
音楽の生成はワンクリックで行うことができます。ただ曲の時間は数十秒とかだからかなり短いですね。
また、プロコンポーザーがアレンジを加えたAIトラックもあってこれはかなりクオリティが高いです。
購入はプロアレンジの方が高いけど、買うならこっちのクオリティが高いのでおすすめです。面白いのが、購入したトラックは他の人は購入できなくなるところ。
一度購入したトラックは、他の方は購入できなくなります。FIMMIGRMならメロディも類似なく生成されるので、あなただけのオリジナル曲として自由に編集・公開できます。
プランは3つに分かれていて、やっぱり課金しないと曲は購入することができません。
Amper Music
AmperというAIを使った作曲サービスがあるけど、それを使って自動作曲された楽曲がこれ。
しかもこの投稿日は2017年です。あれから数年経った今ではAIという言葉もよく聞くようになってきてアプリにもAIが使われるっていうことももはや不思議じゃない。
ちなみにこのAmper Musicは登録が必要だけど誰でも音楽を作る事ができる。
ボタンをポチポチして自分好みのものにしていけばいいだけだから簡単です。
AWS DeepComposer
Amazonが提供しているAWS(Amazon Web Services)の中の1つにDeepComposerっていうものがあって、それが自動作曲を行うためのツールです。
英語だけどどんな感じの音楽になるのか気になる人は見てみるといいです。動画では、キーボードで叩いたシンプルな音がだいぶ良い感じの音楽として生成されている。
ちなみに音楽作るキーボードはAmazonで売ってる。99ドルみたいですね。
だけど実際のキーボードがなくても仮想キーボードをパソコン上で使えるみたいだからそれでも作ることができそう。
AWS登録すれば誰でも使えるからエンジニアが何かを作る時にこのDeepComposerを使って何かを作るってことも今後増えていくかもしれない。AIを謳った音楽アプリなんかどんどん出てきそうだよね。
NSynth
もちろんGoogleもAIを使った研究はしています、Nsynth SuperはGoogle研究プロジェクト。AIを使った音楽生成というよりも人間が音楽を作るのをサポートしてくれるといった感じでしょうか。
正直何をやっているのかよくわからないけど、機械にある4つのダイヤルを使っていろんな音を組み合わせることができるみたい。ちなみにNSynth Sound Makerというものもあって、このサイトではブラウザでちょっとした音楽を楽しむことができる。
左と右の選択で音を選んで、真ん中のバーをいじるとその2つを合わせた音を作って出してくれる。いろんな組み合わせでバーを右左といじっていくと無限大の組み合わせになって面白い。
Flow Machines
「Flow Machines」はソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が発表したAIアシスト作曲技術。サイト上の右側のボタンからドラッグ&ドロップでちょっとした体験ができる。作られた動画なんかもある。
"Daddy's Car" is composed in the style of The Beatles. French composer Benoît Carré arranged and produced the songs, and wrote the lyrics.
全てをAIが作ったっていうわけじゃなくて、人間が編曲や作詞をしたりしてAIはその補助をするみたいな感じですかね。どれほどAIの力が関わっているのか気になるけど、驚きはこの動画が投稿された日付は2016年。
AIっていう言葉をよく聞くようになったのは2019年だけど、もっと前からそういったものはあった。進歩の早い技術があれからどれだけの進化を遂げているんだろうね。
AIVA
音楽ジャンル、テンポ、曲の長さなどを指定するとAIが楽曲制作してくれるやつ。探してみるとAIVAで作られた音楽なんてのもありますね。
AIVAの使い方やAIVAを使って作られた音楽なんかはYoutubeで検索すればたくさん出てくる。どんな音楽皆が作っているのかなーと気になったら覗いてみてみると面白いです。
OrbComposer
OrbComposerは自動作曲をすることができるソフト。ブラウザ上でいじるとかじゃなくてダウンロードして使うやつです。なんとなくどんな使い方でどんなことができるのかは以下の動画を見てみてはどうだろう。
試して使ってみたい方はOrbComposerの「Try It Free」からやってみるのもいいかもしれない。
Amadeus Code
これはスマホアプリ。Androidユーザーには残念だけど、iPhoneユーザーしか現状使えない。スマホでアプリ開いて音楽作れるのは楽でいいね。コードやメロディー、ベースやドラムの音を組み合わせて曲を作ることができるんだけど、それぞれの音を自分好みにできる。
何より操作が簡単でいいね。
14日間は全ての機能を無料で使うことができるから、iPhone使っていて試してみたい人は試すこともできる。曲を作ったらそれを1曲ごとに保存していくスタイルで240円かかるよ。もちろん有料版もある。
まとめ
色々AIが音楽作曲するツールやサービスなんかを見てみたけど、探してみるとたくさんあります。
- SOUNDRAW
- EvokeMusic
- FIMMIGRM
- AWS DeepComposer
- NSynth
- Flow Machines
- AIVA
- OrbComposer
- Amadeus Code
ただ、AIが1つの曲のメロディーや歌詞などの全てを作って完結させる、といったわけじゃなくて人間が作る音楽をAIがより作りやすくするといった印象です。
音楽を作ることのできるアプリも出ているぐらいだし、これからは誰もが簡単にAIを使って音楽を作る時代になるのかもしれない。