今回はGoogleが展開している線や図形を描くことができる描画ツールを見ていきたいと思う。3つ紹介するから、何か気になるものがあったら機会があるときに使ってみるといいですよ。
Chromeの描画キャンバスとは
Chromeの描画キャンバスはブラウザからアクセスして使うことのできるお絵かきアプリ。https://canvas.apps.chrome/を開くとすぐにお絵描きを始めることができる。ヘルプにはこんなふうに書かれているけど、普通にMacでも使える。
描画キャンバスのご利用には、Chromebook、Chromebase、Chromebox が適しています。
画面はこんな感じだね。(ドメインが.chromeっていうのがなんか凄いなそんなんあるのか)
ペンの種類は4種類あって、それぞれ引いてみるとこんな感じ。4番目の筆はなんか味があって良いですね。
ちなみに5本目は消しゴムだから、消したい部分があったら消しゴムを選択して消していこう。サイズや不透明度も変更することができるから良い感じの筆のサイズを選ぶといいね。
レイヤー構造
描画キャンバスはレイヤーを使うことができる。Photoshopなんかである構造だけど、レイヤーが使えるだけで作業がやりやすくなるはずだからこれはいいですね。
例えば、どれかのレイヤーを表示させたくなかったら目のマークをクリックすれば、そのレイヤーで描いたものは何も表示されなくなる。
レイヤーを重ね合わせて描画することができるから、この作業はこのレイヤー、別のこの作業はこのレイヤーって分けることができる。何か気に入らない部分があっても修正をそのレイヤーだけに留めることができるっていうのがレイヤーを使える魅力。
描いた絵は Googleアカウントに同期される
使う際にGoogleアカウントでログインする必要があるんだけど、描いた絵はGoogleアカウントで同期される。だから他のパソコンでログインしても同じ絵を見ることができるっていうことだね。
画像から作成する
画像に文字を入れたいときってありますよね。そんなときには画像を取り込んでやりましょう。ホームに戻って[画像から新規作成]をクリックすると、画像を取り込んで何かを描くことができる。
塗りつぶし
何か塗りつぶしたい箇所がある場合、ペンでグニュグニュやって塗りつぶすことはできるけど面倒ですよね。だけど残念ながら便利そうなツールはないですね、ではどうするか。塗りつぶしたい範囲が大きいなら範囲を大きくしよう。
これでいちいち大きい範囲をペンでガリガリ塗りつぶすことなく塗りつぶすことはできるんじゃないだろうか。まあちょっと面倒だけどね。
ダウンロード
編集したものは画像としてダウンロードすることができる。[画像として保存]をクリックするとPNGでダウンロードされるよ。
ちなみに共有ボタンは押しても何も起こらないんだけどバグだろうか・・・自分だけかな。。。
図形描画で図形や表を作る
GoogleにはGoogle 図形描画っていうものがあってChromeウェブストアからアプリを入れることができる。追加するとchrome://apps/から見ることができますね。
アプリを開いてみるとこんな感じの画面、レイアウトはGoogleドキュメントに似ているような感じでしょうか。
図形描画という名のついているアプリなので、図形を入れてみよう。図形のマークをクリックしてみると色々出てくるね。
結構色々あるから基本的な図形なら困らないんじゃないだろうか。線もいろんな種類のものを引くことができますね。
写真もアップロードして使うことができて、パソコンからアップロードしたり、フォトやドライブからも使うことができる。写真と図形を組み合わせたい時なんかに使うと良さそう。
それとテキストボックスを使えば文字を入れることもできるね。
文字も入れられて図形も画像も入れられるならいろんな使い方のできるツールになってくれそう。
表・グラフ・ワードアート
表やグラフ、ワードアートといったものも入れることができる。[挿入]をクリックしてみると色々出てくる。
表は自分の好きなマス数で作成できて、グラフは縦棒や横棒・円グラフなどを選ぶことができる。ワードアートはなんか大きい文字を作ってくれますね。文字のフォントや色なんかは変えることができるから、ちょっと面白い。
フローチャートを作成する
こういうツール使うのってフローチャート作りたいっていう目的があったりしますよね。図形と矢印を組み合わせてみると、結構簡単に作れそうな感じ。矢印を図形に繋げようとすると点が表示されて繋ぐのが楽です。
矢印のデザインも選べる。
これだけ矢印の種類があればおそらく図形を繋ぐのには困らないでしょう。
AutoDrawで人工知能の力を使う
AutoDrawは以下の記事でも紹介したけど、適当な線を引いてもAIが良い感じの図形にしてくれるすごいやつ。
なかなかすごいですよね。それっぽいものを書けばAIがこんなの欲しいんだろ?っていうものを選択枝で表示してくれる。Autodrawにアクセスすれば使うことができるよ。
かなり適当に描いてもそれっぽいものを提示してくれるからかなり助かりますよね。トラックパッドやマウスで何かを描く時ってかなり歪なものになってしまうけど、これなら大丈夫。簡単に色々作れて面白いね。
ちなみに編集した画像は左上のボタンからダウンロードすることができるよ。
Autodraw便利だけど、画像を取り込んで編集を加えることができないのがちょっと残念かもしれん。
他の描画アプリでおすすめはある??
今回はGoogleがやっている図形や表などを作ることができるツールを見てみた。
- 描画キャンバス
- 図形描画
- Autodraw
ただこういったツールって多いですよね。画像を編集したり加工したりすることのできるツールは結構あったりします。
どんなものを作りたいのかによって使うツールも違ってくる。簡単にそれっぽい図形を作りたいならAutoDrawが楽でいいし、フローチャートっぽいものを作るならdraw.ioやGoogle図形描画なんかが楽だろうしね。
この辺りはいくつか使ってみてしっくりくるものを見つけるしかないだろう。何か良いものがあったら試してみておくれ。