そんな疑問を解消するためにこの記事ではカラフルボックスとエックスサーバーの比較や違いを書いていきたいと思います。
- カラフルボックスとエックスサーバーの比較
- カラフルボックスがおすすめな人
- エックスサーバーがおすすめな人
どっちのレンタルサーバーを使えばいいのか迷っている人は参考にしてみてください。
エックスサーバー・カラフルボックスどちらも使ってみたよ
エックスサーバーとカラフルボックスどちらも使ってみたので、それらの経験も踏まえて書いていきたいと思います。ちなみにこのブログは月間10万PVぐらいなんだけど、エックスサーバーで運営しています。
エックスサーバーとカラフルボックスを料金面で比較
エックスサーバーの料金プラン
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1320円/月 | 2640円/月 | 5280円/月 |
6ヶ月 | 1210円/月 | 2420円/月 | 4840円/月 |
12ヶ月 | 1100円/月 | 2200円/月 | 4400円/月 |
24ヶ月 | 1045円/月 | 2090円/月 | 4180円/月 |
36ヶ月 | 990円/月 | 1980円/月 | 3960円/月 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
プランは3つあるけど、おすすめはスタンダードプランです。このブログもスタンダードプランで運営しています。
カラフルボックスの料金プラン
BOX1 | BOX2 | BOX3 | BOX4 | BOX5 | BOX6 | BOX7 | BOX8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1ヶ月契約 | 792円 /月 | 1,452円 /月 | 2,442円 /月 | 3,278円 /月 | 4,928円 /月 | 8,228円 /月 | 11,528円 /月 | 23,078円 /月 |
3ヶ月契約 | 748円 /月 | 1,364円 /月 | 2,288円 /月 | 3,058円 /月 | 4,598円 /月 | 7,678円 /月 | 10,758円 /月 | 21,538円 /月 |
6ヶ月契約 | 704円 /月 | 1,276円 /月 | 2,134円 /月 | 2,838円 /月 | 4,268円 /月 | 7,128円 /月 | 9,988円 /月 | 19,998円 /月 |
12ヶ月契約 | 638円 /月 | 874円 /月 | 1,468円 /月 | 1,963円 /月 | 2,953円 /月 | 4,933円 /月 | 6,913円 /月 | 13,843円 /月 |
24ヶ月契約 | 594円 /月 | 808円 /月 | 1,353円 /月 | 1,798円 /月 | 2,706円 /月 | 4,521円 /月 | 6,336円 /月 | 12,688円 /月 |
36ヶ月契約 | 528円 /月 | 726円 /月 | 1,221円 /月 | 1,633円 /月 | 2,458円 /月 | 4,108円 /月 | 5,758円 /月 | 11,533円 /月 |
カラフルボックスの場合は初期費用が大体かからずプランが多いのが特徴。プランが上がるごとにもちろんスペックは上がるけど、個人人気はBOX2です。どれを見ていいか分からなかったらBOX2の料金を見てみるといいでしょう。
エックスサーバーのスタンダードプランとカラフルボックスのBOX2は比べてみても料金的な違いはあまりないから、料金以外の機能や使い勝手で選ぶのが良さそうですよね。
無料期間はどちらもある
エックスサーバーとカラフルボックスには無料期間が設けられていて、それぞれ以下の期間です。
- エックスサーバー・・・10日間
- カラフルボックス・・・30日間
カラフルボックスの30日間無料で使って見ることができるっていうのは魅力的ですよね。ちゃんと使う前にどんなことができるのかいろいろ確かめることができるから良いです。
エックスサーバーとカラフルボックスを機能面で比較
エックスサーバー | カラフルボックス | |
---|---|---|
SSD | スタンダード:300GB プレミアム:400GB ビジネス:500GB | BOX1 : 150GB BOX2 : 300GB BOX3 : 400GB ・・・ BOX8 : 1000GB |
Webサーバー | Apache+Nginx | LiteSpeed |
HTTP/3 | × | 〇 |
無料独自SSL | 無料 | 無料 |
データベース | MySQL/MariaDB SQLite | MySQL |
データベース数 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
CRON | ○ | ○ |
ワードプレス簡単インストール機能 | ○ | ○ |
自動バックアップ | ○ | ○ |
.htaccess編集 | ○ | ○ |
ドメイン毎のPHP切り替え | 管理画面から切り替え可能 | 管理画面から切り替え可能 |
FTP | ○ | ○ |
SSH | ○ | ○ |
サポート | 電話・メール・チャット | 電話・メール・チャット |
カラフルボックスのWebサーバーはLiteSpeed
Webサーバーの話になってしまうんだけど、それぞれ使われているのはこんな感じ。
- エックスサーバー・・・Apache + Nginx
- カラフルボックス・・・LiteSpeed
そんなWebサーバーの話とか分からねえよ・・・っていうところだと思うけど、パフォーマンスを求めるならLiteSpeedが採用されているカラフルボックスをおすすめします。
LiteSpeed WordPress is up to 12X Faster!
LiteSpeedが使われているレンタルサーバーって割と少ないからスペックを求める人は気になることでしょう。ただNginxでもいいんじゃないかな?とも個人的には思ってしまう部分もある。
カラフルボックスはHTTP/3対応
これもちょっと技術的な話になってしまうんだけど、カラフルボックスはHTTP/3対応です。
HTTP/3 とは、2015 年 5 月に規格化された HTTP/2 よりウェブサイトの表示速度をさらに高速化するための通信プロトコルのバージョンで、ネット通信の高速化とセキュリティ強化への期待から、今後ブラウザ実装が進み普及していくことが予想されます。
ウェブサイトの表示速度を高速化する通信の仕組みのようなものなんだけど、カラフルボックスではこのHTTP/3対応です。ただHTTP/3は使うユーザーのブラウザ環境によっても使われるかは左右されるから、レンタルサーバーで対応しているからといって力を発揮できるわけではないです。
個人的には現状対応してくれているのはありがたいぐらいの感覚です。きっともっとHTTP/3が普及したらブラウザや他のレンタルサーバーも対応してくるでしょうね。
カラフルボックスはリージョン選択ができる
カラフルボックスはデータの保存先を東日本と西日本のどちらにするかを選択できます。いくつかレンタルサーバーを使ってきたけど、カラフルボックスのように使うリージョンを選択することができるレンタルサーバーはなかなかないです。
東日本・西日本を選ぶことができるんだけど、選択しなかった方のリージョンはバックアップ先として使われます。
選択しなかったリージョンはバックアップ先として使われる
選択しなかったリージョンはバックアップ先として使われるから、安心感がありますよね。
選択したリージョンのデータセンターが災害で動かなくなっても、もうバックアップ先のデータセンターが生きていればバックアップできるから安心。
プログラムチックなことをするならカラフルボックスがおすすめ
カラフルボックスにはTerminalやLaravelなどのアプリケーションをインストールする機能が入っています。
単純にワードプレスやWebサイトを公開するぐらいだったらあまり使わないかもしれないけど、何かプログラムをいじりたいときには使える機能が色々ありますね。
ターミナルとかSSH接続しなくてもサーバーの中身見ることができて便利です。
エックスサーバーとカラフルボックスを使い勝手で比較
管理画面の使いやすさならエックスサーバー
管理画面の使いやすさを比べてみると個人的にはエックスサーバーの方が使いやすいです。エックスサーバー使っている期間が多いからかもしれないけど、カラフルボックスはちょっと初心者には難しい気がします。
エックスサーバーの管理画面
サーバーの設定をこの画面から行うことができる。何となく見れば何ができるかは分かるんじゃないかな?分かりやすいといえるかは分からないけど、普通に使う分には困りません。
カラフルボックスの管理画面
カラフルボックスの管理画面はこんな感じなんだけど、いろんな項目があります。cPanelっていうコントロールパネルが採用されているんだけど、結構初心者だといろいろありすぎて分かりづらいんじゃないかな?って思ってしまいます。
他のレンタルサーバーだとmixhostもcPanel採用しているからこんな感じの画面だね。
ワードプレスのインストールならエックスサーバーが簡単
ワードプレスのインストール機能自体はエックスサーバーにもカラフルボックスにもあるんだけど、始めるならエックスサーバーにはWordPressクイックスタートっていう機能があってとても楽です。
クイックスタートを使わなくてもワードプレスのインストールはできるよ
WordPressクイックスタートを使わなくてもワードプレスをインストールしてブログやサイトを開設することはできます。カラフルボックスとエックスサーバーで普通にワードプレスをインストールした記事は以下で書いているから同じようなことをしたい人は参考にしてみてください。
ディレクトリ構造はエックスサーバーの方が分かりやすい
カラフルボックスを使うとちょっと気になる点があります。
- ディレクトリ構造が分かりづらい
- サブドメインが勝手に作られる
カラフルボックスのディレクトリ構造
まず初期ドメインのドキュメントルートが/public_htmlになる。
そしてドメインを追加するとそれが/public_html/サブドメインのフォルダとなる。
これ個人的に結構わかりづらくて、初期ドメインのフォルダの中に他の追加したドメインのフォルダが作られるのもちょっと気持ち悪いです。
カラフルボックスだと勝手に追加したドメインのサブドメインが作られる
新しくドメインを追加してサイトを作るときなんかに気になるんだけど、ドメインを追加すると初期ドメインのサブドメインが勝手に作られます。
画像はgreen-wall.siteを追加したときのものだけど、green-wall.indigo-union.tokyoというサブドメインができています。
2つ以上のブログやサイトを作らないなら気になることもないだろうけど、2つ以上のサイトを作る人はちょっと分かりづらいものになってしまうことは念頭に置いておきましょう。
エックスサーバー・カラフルボックスどちらがおすすめなのか?
エックスサーバーとカラフルボックスをいくつかの面で見てみたけど、まとめるとこんな感じです。
- 料金面はどちらもあまり変わらない
- 機能的にはカラフルボックス
- 使い勝手はエックスサーバー
プランによる料金の違いはあるけど、エックスサーバーのスタンダードプラン、カラフルボックスのBOX2を比べてもそんなに違いはないです。違いを感じるのは機能や使い勝手の部分。
自分がどういった使い方をしたいかによって選ぶといいですね。
エックスサーバーがおすすめな人
単にワードプレスブログやサイトなどを作りたい人にエックスサーバーをおすすめします。確かにスペック的にはカラフルボックスに魅力を感じるけど、使い勝手を考えるとエックスサーバーというところ。このブログはこの記事を書いている時点で月間10万PVぐらいだけどエックスサーバーです。
カラフルボックスがおすすめな人
ターミナルやアプリケーションのインストールなどプログラム的な機能が欲しい人や、スペックの高いレンタルサーバーが良い人にカラフルボックスをおすすめします。
LiteSpeedやHTTP/3に対応しているのはやっぱり魅力的ですしね。
正直どちらも良いなと思えるレンタルサーバーだから、どっち選んでもいいと思います。スペックの高いものが欲しいならカラフルボックスをおすすめするけど、使い勝手を重視したいならエックスサーバーがおすすめ。