この記事ではConoHa VPSでWebサイトを公開するっていうことをやっていきます。
- ConoHa VPSでサーバーを立てる
- サーバーにWebサーバーをインストールする
- Webサーバーの設定をする
- WebサイトをConoHa VPSで立てたサーバーにアップロードする
ConoHa VPSでWebサイトを公開してみようかな・・・?って考えている方はどんな風にできるのか参考にしてみてください。
ConoHa VPSでWebサイトを公開する流れ
大まかにConoHa VPSでWebサイトを公開する流れはこんな感じです。
- ConoHa VPSでサーバーを立てる
- サーバーにWebサーバーをインストールする
- Webサーバーの設定をする
- WebサイトをConoHa VPSで立てたサーバーにアップロードする
今回公開するのは静的Webサイトなんだけど、Webサーバーの設定ファイルで指定した場所にアップロードすればそのまま表示できるはずです。
ConoHa VPSでサーバーを立てる
まずはConoHa VPSでサーバーを立てます。Webサイトを公開するためのサーバーですね。
選択していくだけでサーバーは立てることができるから楽です。
- サービス・・・VPS
- メモリ・・・1GB
- VPS割引きっぷ・・・利用しない(長期利用の場合は利用すると安いです)
- イメージタイプ・・・CentOS
イメージタイプは今回CentOSを使うけど、これは自分が使いたいOSを選択するといいですよ。メモリは1GBを選ぶけど、これも容量を大きく使うならそれより多いものにするといいでしょう。
- rootパスワード・・・rootのパスワード
- ネームタグ・・・分かりやすい名称にしておくのがおすすめ(管理画面に表示される)
オプションに関してはSSH Keyは作っておくのが後で設定する必要がなくなるので楽です。
自分は既にSSH Keyを持っているのでそれを使うことにしますが、作成していない場合はここで「キーを新規作成」して作っておくといいです。ここで指定したSSHキーで接続できるようになります。
これで追加ボタンを押せばサーバーが作成されます。
サーバーリストを見てみると追加したサーバーが表示されました。
試すだけなら数円・数十円で試せる
ConoHa VPSの長期割引きっぷを利用しなければ最低利用期間が存在しないので、ちょっと試してサーバーを削除すれば料金はほとんどかかりません。
サーバー削除も含めて使い方は以下の記事なんかを参考にしてみるといいですよ。
外部サイトConoHa VPSでお試ししたいなら通常料金で使えばいいですよ。
ユーザーを作成する
ユーザーがいない状態なのでユーザーを作成します。作成したらwheelグループに追加しておきましょう。
$ passwd yukimura
$ usermod -aG wheel yukimura# wheelを有効にする
$ vim /etc/pam.d/su# 以下をコメントアウト
auth sufficient pam_wheel.so trust use_uid
auth required pam_wheel.so use_uid
Webサイトを公開するディレクトリを作成する
CentOSであれば作成したユーザーのディレクトリができているはずなので、そのディレクトリ配下にアプリケーションを公開するディレクトリを作成します。
$ mkdir my-website
$ chmod 701 /home/yukimura/my-website
別にこれは自分の好きなディレクトリにすればいいんだけど、今回はここで作成したディレクトリにWebサイトのファイルたちをアップロードして公開していきます。
Nginxをインストールする
Webサーバーも好きなものを使えばいいけど、今回はNginxを使ってやっていきます。
Nginxの設定ファイルを作成する
Nginxの設定ファイルを作成します。Nginxの設定ファイルはインストールすると既にあるけど、conf.d配下にあるファイルをincludeするようになっているので、そこに新たに設定ファイルを作ります。
設定ファイルはIPアドレスとrootディレクトリを指定しておきます。rootにはさっき作成したフォルダを指定しましょう。
server {
listen 80;
server_name IPアドレス;
charset utf-8;
root /home/yukimura/my-website;
index index.html index.htm;
location / {
try_files $uri /index.html;
}
}
IPアドレスの確認方法
IPアドレスはConoHa VPSの管理画面からネームタグをクリックすると確認することができます。
このIPアドレスをNginxの設定ファイルに指定しました。
Nginxを起動する
インストールしただけだと動いていないと思うので起動します。
statusを確認してactiveになっていたらOKです。
ファイアウォール設定をする
初期状態だと80番ポートが開いていないのでその設定をします。
$ firewall-cmd --reload
これでhttpアクセスが許可されました。
Webサイトをアップロードして公開する
ここまでやったらWebサイトをConoHa VPSで立てたサーバーにアップロードします。アップロードにはFTPソフトを使ってやるといいですよ。
さっき作成したフォルダにローカルにあるWebサイトのファイルたちをアップロードします。
これでIPアドレスにアクセスして確かめてみるとちゃんと表示されましたね。ちなみにTemplate Partyのテンプレートを使いました。
静的なWebサイトの場合はサーバー立てたらWebサーバー入れて設定ファイル書いて、指定したディレクトリにアップロードしてやれば公開できるから割と簡単です。
ConoHa VPSでサイト公開してみたかったら試しにやってみるといいですよ。