ConoHa VPSでWebサイトを公開する方法を紹介!サーバー作成からやっていきます。

ConoHa VPSでWebサイト公開したいけどできる?
もちろんできるよ。

この記事ではConoHa VPSでWebサイトを公開するっていうことをやっていきます。

この記事でやること
  1. ConoHa VPSでサーバーを立てる
  2. サーバーにWebサーバーをインストールする
  3. Webサーバーの設定をする
  4. WebサイトをConoHa VPSで立てたサーバーにアップロードする

ConoHa VPSでWebサイトを公開してみようかな・・・?って考えている方はどんな風にできるのか参考にしてみてください。

ConoHa VPSでWebサイトを公開していこう。

ConoHa VPSでWebサイトを公開する流れ

大まかにConoHa VPSでWebサイトを公開する流れはこんな感じです。

サイトを公開する流れ
  1. ConoHa VPSでサーバーを立てる
  2. サーバーにWebサーバーをインストールする
  3. Webサーバーの設定をする
  4. WebサイトをConoHa VPSで立てたサーバーにアップロードする

今回公開するのは静的Webサイトなんだけど、Webサーバーの設定ファイルで指定した場所にアップロードすればそのまま表示できるはずです。

ConoHa VPSでサーバーを立てる

まずはConoHa VPSでサーバーを立てます。Webサイトを公開するためのサーバーですね。

選択していくだけでサーバーは立てることができるから楽です。

  • サービス・・・VPS
  • メモリ・・・1GB
  • VPS割引きっぷ・・・利用しない(長期利用の場合は利用すると安いです)
  • イメージタイプ・・・CentOS

イメージタイプは今回CentOSを使うけど、これは自分が使いたいOSを選択するといいですよ。メモリは1GBを選ぶけど、これも容量を大きく使うならそれより多いものにするといいでしょう。

512MBだとメモリ1GB以上のプランへのプランアップをすることができないので注意です。

  • rootパスワード・・・rootのパスワード
  • ネームタグ・・・分かりやすい名称にしておくのがおすすめ(管理画面に表示される)

オプションに関してはSSH Keyは作っておくのが後で設定する必要がなくなるので楽です。

自分は既にSSH Keyを持っているのでそれを使うことにしますが、作成していない場合はここで「キーを新規作成」して作っておくといいです。ここで指定したSSHキーで接続できるようになります。

これで追加ボタンを押せばサーバーが作成されます。

サーバーリストを見てみると追加したサーバーが表示されました。

選択していくだけでサーバー立てられるから簡単だね。
かなり簡単だよ!

試すだけなら数円・数十円で試せる

ConoHa VPSの長期割引きっぷを利用しなければ最低利用期間が存在しないので、ちょっと試してサーバーを削除すれば料金はほとんどかかりません。

試したい時にはこれを「利用しない」にするといいのね。
うん、使い終わったらサーバー削除すればOK。

サーバー削除も含めて使い方は以下の記事なんかを参考にしてみるといいですよ。

外部サイトConoHa VPSでお試ししたいなら通常料金で使えばいいですよ。

ユーザーを作成する

ユーザーがいない状態なのでユーザーを作成します。作成したらwheelグループに追加しておきましょう。

$ useradd yukimura
$ passwd yukimura
# パスワードの入力を求められるので設定する
# wheelグループに追加
$ usermod -aG wheel yukimura# wheelを有効にする
$ vim /etc/pam.d/su# 以下をコメントアウト
auth sufficient pam_wheel.so trust use_uid
auth required pam_wheel.so use_uid

Webサイトを公開するディレクトリを作成する

CentOSであれば作成したユーザーのディレクトリができているはずなので、そのディレクトリ配下にアプリケーションを公開するディレクトリを作成します。

$ cd /home/yukimura
$ mkdir my-website
権限も変更してアクセスできるようにしておきます。
$ chmod 701 /home/yukimura
$ chmod 701 /home/yukimura/my-website

ここで作成したディレクトリにwebサイトのファイルをアップロードするの?
そういうことになるね!

別にこれは自分の好きなディレクトリにすればいいんだけど、今回はここで作成したディレクトリにWebサイトのファイルたちをアップロードして公開していきます。

Nginxをインストールする

Webサーバーも好きなものを使えばいいけど、今回はNginxを使ってやっていきます。

$ dnf -y install nginx

Nginxの設定ファイルを作成する

Nginxの設定ファイルを作成します。Nginxの設定ファイルはインストールすると既にあるけど、conf.d配下にあるファイルをincludeするようになっているので、そこに新たに設定ファイルを作ります。

$ vim /etc/nginx/conf.d/my-website_nginx.conf

設定ファイルはIPアドレスとrootディレクトリを指定しておきます。rootにはさっき作成したフォルダを指定しましょう。

server {
  listen 80;
  server_name IPアドレス;
  charset      utf-8;
  root   /home/yukimura/my-website;
  index  index.html index.htm;

  location / {
    try_files $uri /index.html;
  }
}

IPアドレスの確認方法

IPアドレスはConoHa VPSの管理画面からネームタグをクリックすると確認することができます。

このIPアドレスをNginxの設定ファイルに指定しました。

Nginxを起動する

インストールしただけだと動いていないと思うので起動します。

$ systemctl start nginx
$ systemctl status nginx

statusを確認してactiveになっていたらOKです。

ファイアウォール設定をする

初期状態だと80番ポートが開いていないのでその設定をします。

$ firewall-cmd --zone=public --add-service=http --permanent
$ firewall-cmd --reload

これでhttpアクセスが許可されました。

Webサイトをアップロードして公開する

ここまでやったらWebサイトをConoHa VPSで立てたサーバーにアップロードします。アップロードにはFTPソフトを使ってやるといいですよ。

さっき作成したフォルダにローカルにあるWebサイトのファイルたちをアップロードします。

これでIPアドレスにアクセスして確かめてみるとちゃんと表示されましたね。ちなみにTemplate Partyのテンプレートを使いました。

おおっアップロードするだけで公開できるのか。
そうだね、静的サイトの場合はそこまでごちゃごちゃしなくても公開できるよ。

静的なWebサイトの場合はサーバー立てたらWebサーバー入れて設定ファイル書いて、指定したディレクトリにアップロードしてやれば公開できるから割と簡単です。

ConoHa VPSでサイト公開してみたかったら試しにやってみるといいですよ。