さくらのレンタルサーバのライトプランでワードプレスを使う方法

さくらのレンタルサーバのライトプランでワードプレス使えないの?

ライトプランは安いですから、そこでワードプレス使えないかな?なんて思ってしまいますよね。

そこでこの記事ではさくらのレンタルサーバのライトプランでワードプレスは使えるのか?っていうことを書いていきたいと思います。

記事の内容
  • ライトプランでワードプレスは使う方法
  • 【実践】ライトプランでワードプレスをインストールしてブログ開設する

     ライトプランでワードプレスブログを開設してみたよ

    この記事ではライトプランを使ってワードプレスブログを開設するっていうことをやっています。もしライトプランでワードプレス使ってみたかったらどんな流れでできるのか参考にしてみてください。

    まあこの記事ではライトプランでは何とかワードプレスを使いたい

    ライトプランでワードプレスインストール機能は使えない

    そもそもの前提の確認をします。まずさくらのレンタルサーバ ライトだとMySQLは使うことができず、ワードプレスのクイックインストールを使うこともできません

    クイックスタートが使えないとどうなの?
    手動で頑張ってインストールするしかないね。

    ワードプレスのクイックインストールは管理画面から必要事項を入力するだけで簡単にワードプレスをインストールすることができる機能だけど、ライトプランだとその機能はないです。

    ワードプレスを簡単にインストールできないし、データベースであるMySQLも使えません。

     ワードプレスではMySQL・MariaDBが推奨されているよ

    ワードプレスはMySQLまたはMariaDBが推奨です。

    PHP バージョン7.4以上、MySQL バージョン5.7または MariaDB バージョン10.2以上のサーバーを推奨しています。

    WordPress

    MySQLが推奨されているけど、ライトプランではMySQLを使うことはできません。SQLiteなら使えるのでこれを使うしかないです。

     ライトプランでワードプレスを使う方法

    上記のことを考えるとライトプランでワードプレスを使う方法は以下。

    ライトプランでワードプレスを使う
    • ワードプレスは手動でインストールする(クイックスタートは使えない)
    • データベースはSQLiteを使う(MySQLは使えない)

    ライトプランだと機能が諸々揃っていないので自分でいろいろやる必要があります。ワードプレスは手動でインストールし、データベースにはSQLiteを使うという方法でいきましょう。

    ライトプランでワードプレスブログ・サイトを開設する流れ

    とてもざっくりだけど、SQLiteを使ってワードプレスを動かすのには以下の手順でできるはず。

    ライトプランでワードプレスインストールする流れ
    1. さくらのレンタルサーバでワードプレスのアップロード先フォルダを作成
    2. ワードプレスをダウンロード
    3. ダウンロードしたワードプレスのファイルたちをさくらのレンタルサーバにアップロード
    4. SQLiteデータベースの作成
    5. SQLiteの接続設定に変更する

    ワードプレスが元々MySQLとうまく接続できるように作られているので、それをSQLite用に変更しないといけません。そこがちょっと面倒だね。

    どんな流れでできるのかやっていこう

    ワードプレスをアップロードするフォルダを設定する

    まずはワードプレスをインストールするディレクトリをさくらのレンタルサーバで用意します。ドメイン/SSLからワードプレスをインストールしたいドメインの設定ボタンをクリック。

    Web公開フォルダに公開したいフォルダの名前を入力します。分かりやすいようにドメイン名と同じにしておきます。

    設定したディレクトリを作成する

    FTP接続して同じ名称でフォルダを作成しておきます。

    この設定したWeb公開フォルダにワードプレスをインストールしていきます。さくらのレンタルサーバでFTP接続する方法は以下の記事で紹介しているから分からなかったら見てみてください。

    ワードプレスをダウンロード

    ワードプレスのダウンロードサイトからワードプレスはダウンロードすることができるのでダウンロードします。

    認証用ユニークキーの作成

    ダウンロードするとzipなんだけど、これを解凍してwordpressフォルダの中にあるwp-config-sample.phpを開きます。開くと認証用ユニークキーの項目があるので、そこにあるリンクをクリックしてユニークキーを生成する。

    put your unique phrase hereってなっているけど、リンク先に飛んで出てくる文字列をコピペして貼り替えます。

    クイックインストール機能を使うと意識しないけど、大事なやつなのでやっておいてください。ファイルはwp-config.phpと新たな名称で保存してwordpressフォルダに配置です。

    ワードプレスファイルたちをアップロード

    編集したファイルも含めてワードプレスファイル一式をFTPソフトでアップロードします。

    SQLiteを使えるように設定する

    さくらのレンタルサーバでSQLiteが使えるといっても、データベース作成していないしワードプレスからSQLiteへの接続設定をしなければなりません。

    これをうまい具合にやってくれそうなwp-sqlite-dbというgithubのリポジトリを見つけたので、これを使ってやります。sqliteのドライバ関係みたいですね。

     SQLiteデータベース・テーブル作成はwp-sqlite-dbに任せる

    そもそもSQLiteのデータベース作成しないといけないんだけど、wp-sqlite-dbのコードを見てみると、ワードプレスに必要なテーブルとかも作ってくれるコードになっていそうです。

    こいつにすべてを任せる。まずはリポジトリからファイルたちをダウンロードします。

    使うのはsrc/db.phpだけでそのファイルをwp-content配下にアップロードすればいいだけ。

    Quick Start

    • Clone or download this repository
    • Copy src/db.php into the root of your site's wp-content directory

    FTPソフトでwp-content配下にdb.phpをアップロードしよう。

    サイトにアクセス

    db.phpをアップロードしたらサイトにアクセスしてみる。ただちょっと謎で最初サイトにアクセスしたら403だったんだけど、index.htmlファイル作ってとりあえずページが表示されるか?みたいなこと試してたら表示されるようになりました。よくわかりません。

    後はワードプレス情報を入力してインストールしていけばいいです。

    サイトもちゃんと表示できましたね。記事を投稿してもちゃんと保存されます。

    まとめ

    今回ライトプランでワードプレス動くか確かめよう!みたいなノリでやってみたんだけど、SQLiteあたりの扱いが正直あんまりわかっていません。(ファイルベースの保存形式でMySQLなんかとは違います)

    ワードプレスをインストールすることはできたけど、ん?これどうなっているの?っていうことを感じてしまいました。

    不明点・不便が多い
    • ファイルベースのSQLiteどう見ればいいのかよくわからん・・・
    • データベースの確認面倒そうだな・・・
    • ライトプランだとSSH接続できないから諸々確認できない・・・
    • ・・・

    さくらのレンタルサーバ ライトは安いしいいけど、正直普通に1個上のさくらのレンタルサーバ スタンダード使ってワードプレスのインストール機能使ってやればいいじゃないか・・・と思ってしまいます。ワードプレスもMySQL推奨しているし、そっちの方が絶対やりやすいです。

    ちなみにスタンダードプランを使ったワードプレスブログの構築は以下の記事でやっています。

    スタンダードプランでワードプレスのクイックインストール使った方が20倍は楽だよ。。