XserverVPSでAuto-GPTを使う方法を紹介します

Auto-GPTってVPSで使えないの?
諸々インストールして設定すれば使えるよ!

Auto-GPTをVPSで使えるといっても、どんな感じで使えるようになるのかイメージができないと多います。そこで今回はXserver VPSでAutoGPTを使ってみようと思います。

記事の内容
  • XserverVPSでAuto-GPTを選択してVPSを立てる
  • Auto-GPTの初期設定を行う
  • Auto-GPTを実行する

XserverVPSでAutoGPTをどのように使うのか気になる方は参考にしてみてください。

XserverVPSでAutoGPT使ってみよう

XserverVPSでAutoGPTを選択してVPSを立てる

まずはXserver VPSでVPSを立てます。VPSを申し込む際にAuto-GPTを選択すれば、AutoGPTを使える環境が整ったVPSを作成することができます。

ちなみに今回は4GBメモリのVPSを使って試してみます。申し込み内容を確認するボタンから進んで、決済まで完了したらトップへ戻るから戻ってみましょう。

作成したVPSがサーバーの欄に表示されているはずです。

既にXserverVPSを申し込んでいる場合

既にXserverVPSを申し込んでいる場合かつ、契約しているVPSを破棄してもいいよっていう場合はOSの再インストールを行うと良いです。

OS再インストールを行うと、選択してOSやアプリケーションを再インストールしてVPSを構築してくれます。

Auto-GPTの初期設定を行う

Auto-GPTを使うにはいくつか認証情報が必要なので、それを取得します。

必要な認証情報
  • OpenAIのAPI Key・・・ChatGPTを利用するために必要
  • Google Custom Search API Key・・・Auto-GPTからGoogle検索機能を利用するために必要
  • CUSTOM SEARCH ENGINE ID・・・Auto-GPTからGoogle検索機能を利用するために必要

これらの取得をしていきましょう。

OpenAIのAPI Keyを取得する

OpenAIの管理画面からAPI Keyを取得します。

それとAPIを使うには決済情報の登録をしないとダメだと思うので、それもやっておきましょう。

Google Custom Search API Keyを取得する

GoogleCloudPlatformにアクセスしたら新しいプロジェクトを作成してAPI Keyを取得しましょう。

新しいプロジェクトを作成したら、そのプロジェクト内でAPIとサービスを選択。

    APIとサービスの有効化からCustom Search APIを検索して有効化します。

    続いて認証情報から認証情報を作成→APIキーを選択してAPIキーを作成しましょう。

    これを後で使うので控えておきましょう。

    CUSTOM SEARCH ENGINE IDを取得する

    プログラム可能な検索エンジンにアクセスして、使ってみるをクリック。新しい検索エンジンを作成しましょう。

    作成ボタンを押すとコードが表示されるので、cx=移行をコピーして控えておきましょう。

    VPSにSSH接続して設定する

    取得してAPI Keyたちを設定するためにVPSにSSH接続します。

    $ ssh -i 秘密鍵へのパス root@IPアドレス

    さっき取得したAPI Keyを設定するために.envを編集します。

    $ vim /home/auto_gpt/Auto-GPT/.env

    以下の表記になっている部分を先ほど取得したAPI KeyとIDに変更です。

    OPENAI_API_KEY=your-openai-api-key
    # 下記に書き換え
    OPENAI_API_KEY=取得したOpenAIのAPI Keyを貼り付け
    
    # GOOGLE_API_KEY=your-google-api-key
    # 下記に書き換え
    GOOGLE_API_KEY=取得しGoogle API Keyを貼り付け
    
    # CUSTOM_SEARCH_ENGINE_ID=your-custom-search-engine-id
    # 下記に書き換え
    CUSTOM_SEARCH_ENGINE_ID=取得したIDを貼り付け

    これで必要な設定は済んだので、Auto-GPTを実際に使ってみましょう。

    Auto-GPTを実行する

    auto_gptユーザーに切り替えて実行します。

    $ su - auto_gpt
    $ source venv_auto_gpt/bin/activate
    $ cd ~/Auto-GPT
    $ ./run.sh
    

    I want Auto-GPT to:と表示されるので、やってほしい事を入力していきます。

    以下今回試してみたことの入力です。

    入力項目

    # --manualと入力
    I want Auto-GPT to: --manual
    # やってほしい事を入力

    AI Name: autogpt-ai
    auto-gpt-sample is: Summarize in Japanese what I need to do to get the best sleep

    # それぞれの段階でやってほしいことを入力
    Goal 1: search on Google
    Asking user via keyboard...
    Goal 2: structuring
    Asking user via keyboard...
    Goal 3: export to file
    # 最後はEnterキー
    Goal 4:

    Enter your budget for API calls: For example: $1.50
    Enter nothing to let the AI run without monetary limit
    Asking user via keyboard...
    # 1.00と入力(予算)
    Budget: $1.00

    いくつかアクションが提示されるのでyと入力していって進みます。

    最終的な処理が終わると結果をファイルに出力してくれたのでみてみるとこんな感じですね。今回は良い睡眠を得るために何をすればいいか?という問いに対しての回答を求めてみました。

    $ cat /home/auto_gpt/Auto-GPT/autogpt/workspace/auto_gpt_workspace/sleep_tips.txt
    1. Maintain a consistent sleep schedule
    2. Create a relaxing bedtime routine
    3. Make your sleep environment comfortable
    4. Limit exposure to screens before bed
    5. Avoid consuming caffeine and alcohol close to bedtime
    6. Exercise regularly, but not too close to bedtime
    7. Manage stress and anxiety
    8. Avoid napping during the day
    9. Ensure your bedroom is dark, quiet, and cool
    10. Use relaxation techniques, such as deep breathing or meditation, to help you fall asleep

    日本語で書いてって言ったけど英語になってますね。ただ一連の流れとしてAutoGPTを使うことはできました。一連の流れをある程度自動的にやってくれるので、使い方によってはかなり便利かもしれませんね。

    何か試してみたかったらXserver VPSでAuto-GPT選択してVPS立ててみるといいでしょう。