
5インチ超えの大型ディスプレイを搭載したiPhone 6S Plusを使用し出して早1年が経ちました。当初は仕事先にしかパソコンが無く、そのうえパソコンは仕事先の共用でありました。
それ故に出先でExcelやPowerPointを閲覧や小さな修正をしたいがために一目散に買ったたのです。
ですが数ヶ月後に大きな誤算が起きました。
パソコンやスマホに関しては目が無いお馬鹿な私はiPad Air2を購入したのです。
買ったときは9.2インチの大きな画面で出先で仕事がこなせると思い浮かれていたのですが、ここであることに気付きます。
「iPadあったらもうこんなデカイiPhoneいらないじゃん」
しかし購入して数ヶ月しか経っていないiPhone 6S plus。
買って数ヶ月にしてご主人を失うiPhone 6S plusのことを思うと、この子を売るという選択肢を選ぶことができませんでした。
別に私が優男であることをアピールしたいわけではございません。
一度買ったものは最後まで使ってあげたい性格なのです。
そしてかれこれ頑張って使用して一年が経った頃。
「やっぱりこのデカイ画面は不便だ!」
いや、よく一年も我慢したなと自分で自分を褒めたくなります。
そこで今回は我慢した自分へのご褒美にコンパクトなスマートフォンを購入しました!
それは…
「iPhone SE」
iPhone 6Sのサイズでは大きすぎるということで5Sを使い続けていた人にとっては待望だったスマホではないでしょうか?
僕も今のiPhone 6S plusはプライベート用にまわしSEを仕事用スマホとして持つことにしました!
ただの浪費家なんて言わないで…。
iPhone SEの感触は?
見た目はiPhone 5Sと全く同じです。
色はGOLDにしましたが、相変わらず上品さのあるシャンパンゴールドの様な色で31歳のおっさんである私が持っても違和感はありません。
6S plusと比べると凄く小さく見えるかもしれませんが、ポケットにも手のひらにもスッポリと収まるので気持ちがいいです。
6S plusはズボンのポケットによっては角がはみ出てくることがありましたからね…。
煙草の箱より少し大きいぐらいです。
そのかわり本体の厚みは6Sよりあります。
本体が全体的に小さくなったから仕方ないのですかね…?
このサイズで6Sのように薄くなれば大喜び必至だったんですが。
ちなみにケースは初めて手帳型にしました。
一応、本革素材らしいですが質感は普通の並レベルの革です。
サイズに関してはわかってはいますが、女性の方にはとても良いサイズではないかなと思います。
女性の手のサイズだと6Sはやっぱり持ちにくいですし、必ずと言っていいほど両手で操作しなければいけなくなります。
6S発売前にも「iPhone 5Sってもう在庫無いんですか?」と聞かれる人も店頭にはいた
たみたいなので、その要望に応えてくれた形ですね。
スペック検証
カメラ画素を活かしきれないディスプレイが唯一の難点
画面サイズは4インチディスプレイ、搭載チップはA9となっておりメインカメラの画素数は1200万画素になっております。
画面サイズと解像度を除けばスペックはiPhone 6Sとほぼ同等ですね。
バッテリーもビデオ再生はiPhone 6Sよりも2時間多い13時間とのこと
しかし画面サイズが小さいということは、それに比例して内蔵されているバッテリーも小さいということなので寿命が短そうで不安が残ります。
実際、5Sは使用頻度によっては1年半で勝手に電源落ちたりといった症状の人多かったですし…。
そればかりは使用して一年半から二年経ってみないとことには何とも言えないですね。
個人的に嬉しいのは6Sにあったカメラレンズの出っ張りが無くなったこと
ケースをつければ関係ないと言われればそこまでなのですが、長年iPhoneを使い続けている私にとっては何となしに気になってしまう項目なのです。
出っ張りがないとなんだかスッキリした感じがして気持ちがいいものです。
今回はカメラが1,200万画素と5Sに比べると400万画素アップ
4K動画も撮影対応となっております。
これは6Sと同等のレベルに持ってきてくれたので嬉しいですね。
しかしここで問題が発生します。
カメラ性能が非常に優れているのですが、そのカメラで撮った写真の鮮明さがSEのディスプレイ解像度では発揮することが出来ないのです。
6Sの解像度が「1,334×750ピクセル」なのに対しSEは「1,136×640ピクセル」
カメラ性能とディスプレイが明らかに釣り合ってないのです。
撮影した写真はiCloudで保存をして高解像度のパソコンディスプレイで見たほうがいいかもしれませんが、これではちょっと手間ですね。
私はスペック表を見てこうなると予想していたので、iCloud中心になることを見越して内部ストレージは最小の16GBにしました。
本体に保存して、いつでも写真が見れる状態にしておきたいという方にはカメラ画素数が上がり、更にLivephoto対応なので写真ファイル容量も上がるので64GBをお勧めします。
近々SEも128GBの容量モデルが出ると噂されていますが、128GBも必要になるかどうかは正直疑問です…。
処理速度関係
処理速度は文句無しにいいです。
5Sを長く使って動作が重たくなってきた人がSEに買い換えると、「巨人の星」の星飛雄馬が装着していた養成ギブスを外したあとの如くの動作の軽さに感動を覚ること必至です(←わかりにくい)
「SEは3Dtouchが無いのが残念」という声も多少あがっています
この3Dtouchという昨日、ホーム画面でアプリのアイコンを押し込むようにしてプッシュすればアプリ毎にサブメニューが出るという機能です。
これは私個人の意見なのですが、3D touchが搭載されている6S plusを今まで持っていて…
3D touchを使ったことが一度もありません!
正直、3D touchって本当にマニアックな機能を隅から隅まで使い尽くしたいっていう人がめちゃくちゃ意識して初めて使われる機能だと思うんですよ。
しかも実際に3D touchで出てくるメニューって正直、アプリ起動してからその動作を求めてもたいしたタイムラグにならないので必要かどうかと言ったら「必要ない」と僕は思います…。
3D touchに対応したアプリもあまり聞かないですからね。
あ、タッチのレスポンスはもちろん良好ですよ。
気になる本体料金は?
6Sはストレージ容量にもよりますが概ね10万円前後でした。
(値段だけ見ると高級スマホですね、本当に)
SEは6万円前後なので、本体料金の安さはSEに軍配があがります。
しかし携帯電話ショップで契約する場合は落とし穴があります。
携帯電話ショップでは本体料金が24ヶ月の分割になるのは皆さんご存知だと思うのですが、機種の分割を支払っている間に平行して24ヶ月間に渡り「機種購入のサポート割引」が入ります。
この「機種購入のサポート割引」が落とし穴となってまして、6Sには6S対象の割引、SEにはSE対象の割引が設定されているわけです。
携帯電話ショップで見積もりを出して貰うとわかるのですが、どちらの機種を選んでも私達が実際に負担する金額に大きく違いが出ることがないのです。
AppleでSIMフリーのiPhoneを購入して、SIMだけ別に契約するというスタイルの人であれば魅力的な本体料金の安さを体感することができます。
このあたりは注意したほうがいいでしょう。
iPhone SEを持ってみたまとめ
いろいろな要素を書いていきましたが、私はこのiPhone SEは非常に気に入っています。
確かに5Sと見た目が全く同じで新鮮さに欠けるところはありますが、このコンパクトサイズは持ち運ぶ携帯電話として本来の形ではないかなと感じます。
特にここ最近はAndroidスマートフォンも5インチ超えの大型ディスプレイモデルがあまりにも多いので、SEのような4インチモデルも今後の選択肢としてもっと出てきてもいいのでないでしょうか?