
PremiereProを普段から動画編集で愛用している人も多いでしょう、そんなPremiereProにこの前正式版で音声のテキスト化っていう機能が使えるようになりましたね。
この機能は、動画の音声を読み取って自動でテロップとして書き出してくれるのでかなり便利。
今までは早期アクセスで使うしかなかったけど、正式に搭載されたから今回はその機能を使ってテロップを作っていこうという記事です。PremiereProで自動でテロップを入れたい人は参考にしてみてください。ではいってみよう。
PremiereProで音声のテキスト化を使えるようにアップデートする
まずは音声のテキスト化を使うことができるようになるようにPremiereProをアップデートしよう。creativecloudのページからアップデートを確認することができる。
PremiereProのアップデートボタンを押してアップデートすればOK。既に音声のテキスト化が搭載されているPremiereProのバージョンを使える人はOKです。
PremiereProで音声のテキスト化を使って自動文字起こしする
さあアップデートしたらさっそく音声のテキスト化ってやつを使っていこう。PremiereProを開いて音声の入っている動画をインポートしてシーケンスに突っ込んだら、右上のウィンドウからテキストを選択。
すると画面が新たに出てくるから[シーケンスから文字起こし]をクリックして文字起こしをしたい。文字起こし設定の言語が最初は英語になっていると思うからここは日本語にして[文字起こし開始]!
すると文字起こしが始まるからちょっと待とう。3分30秒ぐらいの動画でやってみたところ1分ぐらいで終わりました。(Windowsのメモリ32GBのパソコン)
文字起こしが終わるとこんな感じで、動画で話している音声をテキスト化してくれる。これ何も変更していないんだけど、漢字とひらがな良い感じだし変な単語が出ていないところが精度の高さを物語っているな・・・PDFも「ぴーでぃーえふ」とかじゃなくてPDFになっているしやりおる。
そしたら[キャプションの作成]をクリックして、キャプションを作成する。これをすることでシーケンスにテロップが配置される。
[作成]ボタンを押すとテロップがこう配置される。
ボタンポチポチしただけでここまでやってくれるのは神ですね。左上にあるキャプションから生成されたテロップを見ることができて、クリックするとそのテロップが配置された画面を表示してくれる。配置されたテロップの文言修正も簡単に行うことができますね。
また、このテロップのデザインが気に入らなかった場合はエッセンシャルグラフィックスから改造することができる。フォントや大きさ、色など色々変えられますね。
この表示されているテロップはそれぞれ個別のデザインを当てることができるから、最初に作られたテロップデザインが気に入らなかったら個別にいろいろカスタマイズするといいですね。
キャプションのプリセット
テロップを作成するときにプリセットを選ぶことができるけど、いくつか種類があるね。ただプリセットみてもどんなデザインになるのか分からん・・・
これはいろいろ試してみるといいですね。
好みのデザインでテロップを自動作成はできるのか・・・?
テロップを作成するときに好きなデザインで統一して作りたいですよね。それをやるために、文字起こしをする前にまずは適当な文字でいいから文字のデザインを作ってしまいましょう。
これでテロップを作成するときにスタイルで作ったスタイルを選択できるから、それを選んで作成すればできるっちゃできるけど、なんか選択が反映されているのかよくわからない・・・(選択してもなしになったりする)
一応こんな風に最初に作ったスタイルのようにすべてのテロップが作られるけど、選択の挙動や反映がどうなっているのかよくわかりませんでした。テロップのデザイン統一して良い感じに作りたいっていう人はちょっと試しておくれ・・・
テロップを分割する
音声のテキスト化を使うと自動でこのフレーム帯にはこの文字を表示するっていうのが設定されます。
これはキャプションを分割・キャプションを結合することによっていじることができる。例えば、1つキャプションを選んで分割してみよう。
すると時間に注目してほしいんだけど、時間を2分割にしてテロップを作ってくれる。
テロップを多く表示したいときなんかに、分割してテロップを入力してみるといいかもしれない。
テロップを結合する
キャプションを結合するっていうのを使えば、選択したものを結合することができる。
テロップが結合されて表示される時間帯もまとまっていることが分かりますね。この時間にはいっぺんにテロップを表示したいっていう場合には使えそう。
文字起こしデータを書き出す
文字お越ししたデータは書き出すことができる。
- 文字起こしデータを書き出し・・・拡張子が.prtranscriptで書き出される。
- テキストファイルに書き出し・・・拡張子が.txtで書き出される。
テキストファイルとして書き出されたファイルを見てみるとこんな感じですね。これ本当に精度高くないですか?変な文字が見当たらない・・・これがAdobeの力か・・・
音声の扱いは大丈夫なのか?
音声からテキスト化するときに音声の扱い大丈夫かなーと心配にちょっとなりますよね。文字お越しをするときにこんな風に書かれていますしね。
文字起こしを開始するとオーディオファイルはクラウドへ送信されます。
この辺りはpremieree Pro での音声テキスト変換 | よくある質問にいくつか掲載してくれていますね。気になったら確認してみるといいと思います。
音声テキスト変換は個人を特定できますか?
> いいえ。音声テキスト変換は、個々の話者を識別したり、オーディオファイルを保存したりすることはできません。
音声テキスト変換は安全ですか?
> はい。セキュリティを考慮して、音声テキスト変換が開発されました。ユーザーファイルは、転送中および文字起こしプロセス中に暗号化されます。文字起こしが完了するとすぐに、ユーザーファイルが削除されます。
音声ファイル(.wav)だけを文字起こしする
さっきは動画に入っている音声をテキスト化してテロップにしたけど、音声だけのファイル。例えば.wavファイルなんかのファイルもできるのだろうか、やってみよう。
普通にできました。.wavファイルをシーケンスに追加してさっきと同じようにやったらちゃんとできましたね。動画作る時に音声と映像は別に撮影するっていうこともあると思うから、そういう時にも音声ファイル突っ込んでテキスト化すればいけそうですね。
PremierePro文字起こしまとめ
PremiereProで音声のテキスト化が正式版で使えるということでやってみたけど、これはかなり強力ですね。音声をテキスト化するスピードも速いし、精度もかなりのものです。動画編集のメインがテロップ入れでPremierePro使っているっていう人は、一度使ってみることをおすすめします。
動画編集ソフトをこれから選ぶ人にもPremiereProをおすすめします。動画編集のことならPremierePro使っていれば間違いないと思っている。