
今回は画像の背景を切り抜くときに使えるツールやサービスを紹介していこうと思います。この画像の人物切り取って、別の画像と合成したいなあ・・・なんてこともたまにはありますよね。
そんな時に使えるツールたちを知りたいならきっとこの記事が役に立つでしょう。いくつかのツールを使って背景を切り取ってみるからどんな感じになるのかを参考にしてみてください。ではいってみましょう。
この記事で紹介する画像透明化・削除のツール
今回いくつかのツールを使って画像の背景を削除・切り取りっていうことをしていくんだけど、使うツールは以下のものです。
- Remove.bg
- Photoshop Express
- Mac プレビュー
- Windowsのペイント3Dで背景を切り抜く
- Photoshop
どれがいいかは最後で紹介するから読むのが面倒だったら最後だけでも読んでみるといいと思います。気になるツールがあったらそのツールを使ってみるといいですよ。
Remove.bgで画像の背景を削除・透明化する
remove.bgは背景を良い感じに切り取ってくれるサービス。画像をアップロードすると背景を抜いた画像を作ってくれる。
以下の画像を使って背景を抜いてみるとこんな感じ。
やはり髪の毛の部分は難しいのかちょっとムラはあるけど、まあ抜けていますね。髪の毛みたいに複雑じゃないカメの画像をやってみるとこんな感じで綺麗に抜ける。
ちなみにこのremove.bgはAPIも提供されているから、アプリケーションから使えたりもしますね。
Macでモザイク加工する時にやったけど、うまいことやればAutomator使って画像をドロップするだけで背景画像を切り抜く・・・なんてこともできそう。
ちょっとやりたくなってしまったので、Automator使って画像ドロップするだけで背景を切り抜いてくれるアプリケーションをサクッと作ってみる。
Automatorで背景を切り抜くアプリケーションを作る
その前にCurlできちんとAPIを叩いて背景がくり抜かれた画像を作ることができるか確認しておこう。(image_fileの部分@必要ないと思っててそのままファイルパス突っ込んだらエラーで動かなかった。。)
$ curl -H 'X-API-Key: INSERT_YOUR_API_KEY_HERE' \
-F 'image_file=@/path/to/file.jpg' \
-F 'size=auto' \
-f https://api.remove.bg/v1.0/removebg -o no-bg.png
うまく動いたらAutomatorでアプリケーションを作成する。
シェルスクリプトのコードはこんな感じにして・・・
curl -H 'X-API-Key: 取得したAPI-KEY' \
-F image_file=@$@ \
-F 'size=auto' \
-f https://api.remove.bg/v1.0/removebg -o no-bg.png
Automatorで作ったアプリケーションにドラッグ&ドロップすると、no-bg.pngという名前で背景が切り取られて画像を作ることができました。
今後背景を切り取りたかったら、ドラッグ&ドロップだけで済ますこともできるから使いようによっては楽そう。APIが提供されているならこういうこともできるからいいよね。
Photoshop Expressで画像の背景を削除・透明化する
Photoshop Expressを使って画像の背景を切り抜いてみるとこんな感じ。
結構綺麗に抜けている気がしなくもない。というよりかなり綺麗に抜けているな。何も自分でいじらずにアップロードしただけでここまで綺麗に抜けるのは素晴らしい。ちなみにPhotoshop Expressは背景を削除した画像を修正したり、エフェクトを加えることもできる。
修正を使えば、ここは消したい!っていう部分はブラシでビーってやれば消すことができるから、綺麗な切り抜き画像を作ることができそう。Photoshop Expressはスマホアプリもありますね、スマホで使ってみたい場合はアプリインストールして使ってみましょう。
Macのプレビューで背景を削除・透明化する
Macで画像加工する時にプレビューをそこまでガチで使う人って少ないと思うけど、プレビューでも背景を切り取ったりっていうことは一応できる。詳しいプレビューの使い方はこっちの記事で紹介したんだけど、画像の色合いや明るさを調整する分にはプレビューでもかなり良いと思う。
プレビューで背景を選択して切り抜くには、ペンのようなマークのツールをクリックして選択したい部分を選択してやればいい。ただプレビューだと選択が大雑把すぎてまともに選択できない・・・
残念ながら使い物にならないようだ。ちなみにMacで単純に塗りつぶしなんかをするなら、PhotoScapeXなんていいかもしれないぞ。こっちでちょっと書いた。
Windowsのペイント3Dで背景を削除・透明化する
Windowsにあるペイント3Dにマジック選択っていうものがあるからそれを使ってやってみよう。まずは切り抜く範囲を大きく選択。
そしたら切り取ってくれるから、[追加]や[削除]といったツールを使って範囲を絞り込んでいく。
ただこのマジック選択精度が結構よろしくない・・・やはり髪の毛は難易度が高い様子。もっと単純なものなら結構いけそうな気もするけど・・・切り取ってみたのがこれだけど大分ガタガタですね。
Macのプレビューよりはツールが充実していて切り抜く際にはいいけど、ただやっぱり複雑な部分をきれいに切り取るのは難しいみたいだね。
Photoshopで背景を削除・透明化する
いくつか背景を切り抜くためのツールを使ってみたけど、正直なんとも言えない部分もあるかもしれない。ツールを使っていくうちに、もっと綺麗に切り抜いてくれれば・・・って思ってしまった人もいるだろうか。自分もちょっとそう思ってしまったので、Photoshopに手を出してみる。
Photoshopの良いところは人物を適当に抜いたらあとはいくつかツールを使って、髪の毛なんかの細かい部分もドラッグなんかすれば拾ってくれたりするところ。
ちょっと適当に抜いてみたけどこんな感じか。丁寧にやればもっと綺麗になりそうだけど、やっぱりPhotoshopは自分で色々切り取る範囲を細かく調整できるのが良いですね。
ただやってみて思ったけど、自力でちょっとやっただけでこれならPhotoshop Expressの背景切り抜く力相当高そうだなあ・・・っていうのを感じた。何もしなくてもあそこまでやってくれるなら流石Photoshopの名を冠しているだけある。
背景を削除・透明化する方法まとめ
いくつか画像の背景を切り抜くツールを使ってみたけど、無料で使うのに良さそうなのはPhotoshop Expressですかね。無料であそこまで綺麗に切り取ってくれるのは素敵です。
ちなみに今回紹介した方法は以下。
- Remove.bg
- Photoshop Express
- Mac プレビュー
- Windowsのペイント3Dで背景を切り抜く
- Photoshop
何か気になるものがあったら使ってみるといいでしょう。もしかしたら背景を良い感じに切り取ってくれるかもしれない。
おすすめの背景を削除・透明化するソフト
いくつか画像を編集する方法を書いてきたけど、本格的に切り取りたかったらPhotoshopがおすすめです。細かい髪の毛なんかの切り取りを考えるとPhotoshopの力を使いたい。
特に綺麗に背景を削除したり写真に写っているものを切り取りた買ったりする時には重宝するはずです。