
動画編集をしている方ならテロップを入れる作業が嫌いという人も多いのではないでしょうか。特に話している時間が長い動画だとテロップを入れるだけでかなりの時間を消費してしまいますよね。テロップを入れる時間を短縮できたらと何度も思ったっていう人もいるでしょう。
そこで今回は、そのテロップを入れる作業を自動化してしまおうではないか、という記事です。
- 動画のテロップを自動で入れてくれるVrewの紹介
- 音声のテキスト化ができるPremiereProの紹介
自動テロップ機能が入っている動画編集アプリが欲しい方は参考にしてみてください。2つ紹介します。
自分はPremiereProを使っているよ
自分はAdobeのコンプリートプランを使っているので、動画編集をする際にはAfterEffectsやPremiereProを使います。PremiereProの自動テロップを入れる機能はかなり高性能なので検討している人は使い始めたら使ってみてください。

動画のテロップを自動で入れてくれるVrew
Vrewは人工知能を使って読み取った動画の音声から自動でテロップを入れてくれるというツール。音声を読み取ってそれを文字起こしなんてできるの?って思うかもしれないけど、できます。
自動で動画音声からテロップ作成
そしてこのVrewというアプリですが、これは動画の中に入った音声を認識して文字起こししてくれる。テロップの文字を抽出する方法は簡単で、動画を読み込ませるだけです。
動画を読み込ませてみると、その音声から抽出されたテロップがずらっと作成されます。精度にはあんまり期待していなかったけど、普通に精度高いですね。気にしていたのは以下のことだけど、どれもあまり心配する必要はなかった。
- 1つのテロップはどの程度の文字数になるのか・・・息継ぎのタイミングなんかでカットした文言にしてくれる
- テロップを出すタイミング・・・動画で話しているタイミング
- 文字起こしの精度・・・直さないといけない部分もあるけど、かなり高い
気に入らないテロップが生成されたら、それを直すことができるからちょっとこの文言は違うなーって思ったら、ダブルクリックして適切な文言に直すといいです。
テロップのデザインも編集可能
テロップといってもただ文字だけが欲しいわけじゃないですよね。やっぱりその文字の後ろの背景色や文字のフォントを変えたかったりします。書式からこれらは設定することができますね。
Youtubeでよく見るようなテロップに簡単にすることができますね。
- 文字フォント
- 文字サイズ
- 文字色
- 輪郭・背景・基本・影などの太さ・色
なんかを選択して組み合わせることができるから、大体のテロップ文言は作れてしまうんじゃないかなーと思います。
動画にフィルターも加えられる
テロップを入れるだけのツールだと思っていたけど、取り込んだ動画に対してフィルターを加えることのできる機能もありますね。画像にフィルターをかけるようにクリックするだけで画像の色合いを変えることができます。
画像の挿入
動画の1コマに画像を挿入することもできます。なんだかテロップ入れるツールというより画像編集ソフトに見えてきました。
動画内の1コマに説明やイメージとして画像を入れる場合って結構多いですよね。それが簡単にできます。左側は動画のプレビューになっているので、そこから動画を見て確認しながら進めることができる。ちなみにこのプレビュー画面は大きくすることもできて便利。
左下の再生ボタンを押せば動画を再生できるから、どんな感じでテロップや画像が入っているのかを確認することができます。
動画編集ソフトで字幕スタイルを修正する
Vrewで編集した字幕をPremiereProやFinalCutProで修正したいっていうときにもできるようですね。ファイルを書き出して、動画編集ソフトでそれを読み込んで編集するっていう流れです。
- Vrew 使用法 #7 - Vrewで編集した字幕のスタイル・位置をPremiere Proで簡単に修正!
- Vrew 使用法 #8 - Vrewで編集した字幕のスタイル・位置をFinal Cut Proで簡単に修正!
WIndowsでもMacでも使える
VrewはWindowsでもMacでも使うことができます。使いたい方はサイトからダウンロードして使ってみるといいでしょう。いきなりダウンロードして使いたくない!って場合は、Web上で試すこともできるのでTryを覗いてみるといいです。
使い方がよく分からん・・・っていうときには、Youtubeに動画がいくつか上がっているのでそのシリーズを見てみると使い方を理解できると思います。
動画編集ソフトとしてありです
Vrewは動画から自動でテロップを起こしてくれるツールっていうイメージだったけど、テロップのデザインを作ったり、動画にフィルターを適用、画像の追加なんかができるから普通に動画編集ソフト感があります。
正直そこまで凝らない動画ならVrewで大体できてしまうんじゃないだろうか?とも思ってしまったので、エフェクトゴリゴリじゃない話すことがメインのチャンネルなんかは使ってみると動画編集の時間短縮になってなかなか良さそうです。
PremiereProでも自動テロップが可能
Adobeの動画編集ソフトであるPremierePro
でも動画に自動でテロップを入れることができます。昔はなかった機能だからもしかしたら知らない人もいるかもしれない。使い方は簡単でウィンドウからテキストを選択すればOK。
文字起こし開始ボタンを押せば動画から音声を読み取って、それをテキスト化してくれます。
試してみると分かると思うけど、結構正確に文字起こししてくれる。これをシーケンスで見てみるとこんな感じで動画にテロップが配置されています。
ここまで自動でやってくれるならかなりありがたいですよね。文言を修正したかったらもちろんそれも可能。
テロップのデザインもエッセンシャルグラフィックスから行うことができる。普段からPremiereProを使っている人なら簡単な作業でしょう。
動画編集がテロップメインならこの機能だけでかなりの編集時間を削減することができるんじゃないかなと思います。これからPremierePro を使う人も、すでに使っている人で使ったことがない人も音声のテキスト化機能使ってみるといいですよ。
動画編集自動テロップまとめ
今回は動画編集の際に自動でテロップを入れることのできる編集ソフトを紹介しました。
- Vrew
- PremierePro
どちらを使えばいいか分からなかったらまずは無料か有料かで判断してみるといいです。無料で使いたいならVrew、有料でもいいならPremiereProです。個人的にはAdobe製品をよく使っているし動画編集をする機能も多く備わっているからPremierePro がおすすめ。
Vrewだとかなり簡易的な編集しかできないけど、PremiereProなら本格的な動画編集をすることが可能です。