
iPhoneでいつの間にか搭載されていたショートカットアプリ使っているでしょうか?ショートカットアプリはちょっと使い方が難しくて他のアプリのようにサクッと使うことはできないかもしれないけど、できることはかなり多いです。複数の操作をまとめた独自のショートカットを作れるので、発想次第でいろんな操作を一発で行うことができてしまう。
ショートカット の使い方については以下の記事で紹介しているから、使い方よくわからん・・・っていう人は参考にしてみてください。
今回はそのショートカットアプリを使ったレシピを紹介していきます。使えそうだなーっていうものがあったら、自分のiPhoneでも試しに作ってみてください。紹介するのはショートカットとオートメーションですよ。
おすすめのiPhoneショートカット レシピ
おやすみ時にリラックス音楽をかける
毎日寝る時間になったら自分がリラックスして眠りやすいような音楽が勝手に流れてくれると嬉しいですよね。音楽が流れることによって「ああ、もう寝る時間かあ」と気づくことができます。その流れてくる音楽を聴きながらさっと眠りにつきましょう。設定方法はショートカットアプリを開いてオートメーションを設定します。
オートメーションにするのは、自分でアプリを起動するのではなくて、夜寝る時刻になったら音楽を流してほしいからです。オートメーションは自分でアプリをタップすることなく、自動で行ってくれます。設定するオートメーションはこんな感じですね。
- おやすみモードになったら
- 音量を調節
- 選択した音楽を流す
起動となるトリガーはおやすみモードに設定します。時刻で毎晩12時になったらっていうのもできるんだけど、それだとそのオートメーションの実行前に画面上に表示される実行許可をしないと実行してくれません。勝手に実行してほしいのでおやすみモードがONになったらという風に設定しておきます。
作ってみると簡単ですが、こんな感じですね。[実行の前に尋ねる]をONにすると勝手に実行するんじゃなくて、画面に実行しますか?のような確認が出てからの実行となってしまうのでOFFにしておきましょう。音量が大きいとうるさいので再生する前には音量の設定をしておくといいです。
このオートメーションが有効だとおやすみモードがONになった時点で音楽が流れるようになります。
おやすみモードは設定から設定可能
そもそもおやすみモードがONになった時に動くオートメーションだからおやすみモードの設定をしていなかったらその設定をしなければなりません。おやすみモードは設定→おやすみモードから設定することができます。
大事なのがおやすみモードの開始時間でこの開始時間と同時にさっき作ったオートメーションが作動します。なので、開始の時間を音楽が流れる時間と捉えて設定しておくといいですね。
自動で低電力モードにする
iPhoneを使ったことのある人なら低電力モードって使ったことありますかね?低電力モードを使うと、 iPhone の消費電力量を抑えることができます。バッテリーの残量が少なくなったら自動でこの低電力モードにしてくれたら楽じゃないですか。早速作っていきましょう。作るのはこんな感じのものです。
- 毎日○時にバッテリー残量が○%以下だったら低電力モードにする
作ったものはこんな感じですね。毎日16時にバッテリー残量を確認して40%以下だったら、低電力モードに設定するというオートメーションです。
オートメーションが実行される時間はこれは16時ですけど、バッテリー確認してそれに応じて低電力モードに移行してほしい時間に設定しておくといいですね。で、今回のオートメーションはif文が絡んでいるのでちょっと面倒です。細かく手順を見ていくとこれです。
- 現在のバッテリー残量を確認
- 残量が○%以下だったら低電力モードをONに
- 残量が○%以下でなかったら低電力モードをOFFに
まずはバッテリー残量を確認するアクションを加えます。
バッテリー残量を確認するアクションを加えたら、その結果(現在のバッテリー残量)に応じて低電力モードを設定するかどうかを判断しましょう。%以下だったらのような条件分岐を使うのでif文を使います。
バッテリー残量の数字を好みのものにして、それ以下だったら低電力モードをオンにします。
低電力モードをOFFにするオートメーションも検討しよう
低電力モードをオンにするオートメーションだけだと、その時間にならないと低電力モードのON/OFFが切り替えられないですよね。上で書いた動作はこんな感じなので、毎日16時にならないと自動では判断して低電力モードのON/OFFを実行してくれません。
- 毎日16時にバッテリー残量が40%以下だったら低電力モードをONにする
- 毎日16時にバッテリー残量が40%以下でなかったら低電力モードをOFFにする
16時にならないと低電力モードの判定処理が行われないんですよね。ONにする場合はいいと思うけど、ONになった後バッテリー残量が100%になっても低電力モードのままです。なので、もう1つ低電力モードを解除するようなオートメーションを使っておいた方がいいかもしれないですね。
低電力モードで影響が出る機能
低電力モードをONにすると消費電力を抑えることはできるけど、抑える分機能に影響が出る部分もありますね。まあ、正直あまり気にしなくても良さそうな機能ですね。
低電力モードにすると、以下の機能が制限されるか、機能に影響が出ます。
- メールの取得
- "Hey Siri"
- App のバックグラウンド更新
- 自動ダウンロード
- 一部のビジュアルエフェクト
- 自動ロック (デフォルトは 30 秒後)
- iCloud 写真 (一時的に停止)
ツイート専用アプリを作る
Twitterをやっている人なら毎回Twitterのアプリを開いてツイートしているのではないでしょうか。そんなの面倒なので、一発でツイートするためのアプリを作ってしまいましょう。ツイートだけするアプリを作ることができます。ホーム画面に追加したショートカットをタップすると、ツイートの画面だけが表示されてツイートをすることができる。
作り方はこんな感じ、これだけです。
- テキストを入力
- テキストをツイート
アクションにはテキストとTwitterのツイートを割り当てましょう。まずは、書類からテキストのアクションを割り当てましょう。
テキストのアクションを作ったら次はそのテキストに書いた内容をツイートするためのアクションを設定します。AppからTwitterを選択して、ツイートを選択しましょう。
ここまでやったら右下の再生ボタンから実行してみると、ツイートの画面が表示されると思います。ホーム画面にこのショートカットを追加しておけば、タップ1つでツイート画面が表示されるのでツイートを頻繁にする人は追加しておくといいでしょう。
gif作成
iPhoneでGif作成する時ってどうしますか?まあiPhoneでGif作る機会ってあんまりないかもしれないけど、いざ作りたいとなったら困りますよね。でも、gifを作るのに別に何かアプリをストアからダウンロードする必要はないです。ショートカットを使えば、gifを作ることができます。
カメラから動画を撮ってそのままgifを作ることもできるし、保存された写真や動画を選んでそれをgifにすることができます。
- 動画を撮ってgifを作成
- 写真を選んでgifを作成
- 動画を選んでgifを作成
ショートカットアプリを使ったgifの作り方は他の記事で書いたので、iPhoneでgif作りてえ・・・って場合は参考んしてみてください。
傘を持っていくかどうかを知らせる
「天気予報ちゃんとみておけばよかったなあ・・傘持ってくればよかった・・・」って思う日って何度もありますよね。傘を持ってこなかったせいでコンビニで傘を買うハメになり、家の玄関にはどんどん傘が溜まっていきます。もうあの傘どうしたらいんだろうか、誰かもらってくれ。
もうこんなことにはならないように降水確率に応じて、傘を持っていくかどうかを通知してくれるアプリを作りましょう。
- 現在地に応じて天気の降水確率を取得
- 降水確率が50%以上だったら「傘を持っていけ」の通知をさせる
平日学校や会社にいく前に通知がくれば傘を忘れることもほとんどなくなるでしょう。では、作っていきましょう。平日の7時ごろに傘を持っていくかどうかの通知が欲しいので、今回は7時にします。
これを実行すると、降水確率が50%より大きければ、「☂️持っていけよ」の通知がきます。ちょっと作り方を書いていきますね。まずは、天気予報を取得します。Appから天気アプリを選んで[天気予報を取得]を選択しましょう。
天気予報を取得したら、次は天気予報の降水確率に応じて条件を分けるためにif文を追加します。そしたら[気象状況]をタップして、降水確率を選択、その後降水確率が何%より上の時通知して欲しいかを選択しよう。
そしたら、+ボタンから新たなアクションである、[通知を表示]を選択です。出てきた通知のアクションはドラッグしてif文の中に突っ込んであげてください。一番右側の画像のようになれば、降水確率が50より大きければ、通知されます。
別に普通に通知させるんじゃなくて、LINEなんかを通して通知でもいいですね。色々いじってみてください。
充電開始音/終了音を変更する
iPhoneを充電した時の音と充電が完了した時の音を設定する方法です。自分の好きな音楽なんかを設定できるから充電が楽しくなるかもしれない。詳しくは以下の記事に書いたからよかったら参考にしてみてくれ。
まとめ
ショートカット は色々手軽に作れていいですね。ちょっと凝ったものを作ろうとするとif文の条件分岐や繰り返しなんかを使う機会も増えてきそうです。ただ、コードを書かずにタップして選択していくだけでここまでできてしまうのは中々すごい。自分の発想次第で結構いろんなことができそうです。
ちなみに今回紹介したものは以下の5つ。
- おやすみ時に音楽をかける
- 自動で低電力モードにする
- ツイート専用アプリを作る
- gif作成
- 傘を持っていくかどうかを知らせる
- 充電開始音・終了音を変更する
何か使ってみたいのあったら、自分で作ってみてください。また、こういうの欲しいなーって思ったらショートカットアプリからできるかどうか色々いじってみてください。きっと日常をほんの少し便利にしてくれますよ。