いつの間にかはまっているSNS依存症とは?なりやすい人や事例は?

SNS依存症とは

一般的には、過度にソーシャルネットワーキングサービス(SNS)と呼ばれるインターネット上のサービスに度々アクセスして、自身のタイムラインへの投稿や友人の投稿の確認やコメントの書き込みなどを頻繁に行い、それを行わないと不安を感じたりする状態に陥っている症状を指します。

SNSの代表的なサービスとしてはFacebookやTwitterなどが挙げられますが、ここで友人や知人と交流をする間に、いつのまにかSNS上での交流が生活の中心となり、気づけば止めたくても止められない、ある種の中毒症状のような状態に陥ります。ひどい人になると、社会的生活(例えば通学や通勤)ができなくなる人もいると言われています。

SNSの種類

ひとことでSNSと言っても、サービスごとに特徴があります。ここではいくつかのカテゴリーに分けてSNSの特徴を説明します。

投稿する内容の違い

SNSは他社と情報を共有するために使うものです。情報共有の手段として用いられる代表的な内容が、文字・画像・映像です。写真投稿を中心として文字情報はおまけ程度に使うInstagram、短い文字数を駆使して情報を共有するTwitter、文字と画像等を組み合わせてブログのような使い方をするFacebookなど様々なサービスに分かれています。

ローカルルールのようなものも有るので、使い方に合わせてSNSを選ぶという人が多いです。例えば、Twitterではネガティブな投稿もイイねが付きますが、Facebookでネガティブな内容を投稿すると敬遠されてイイねがつかない傾向があります。

見せるターゲットの違い

上に挙げた三つのサービスInstagram・Twitter・Facebookですが、それぞれ情報共有したい内容を見せるターゲットが違います。InstagramとTwitterは、非公開を設定しない場合は投稿した内容が誰にでも見られてしまいます。また、全部見せるか非公開かのいずれかしか選べないため、特に個人情報の取り扱いには注意が必要です。

更にこれらは細分化することができ、Instagramは友達も含め人に見せることを目的に使うのに対し、Twitterは匿名性が高くアカウントを友達に教えず同好の士と一緒にネット上で楽しむ傾向があります。

逆にFacebookは実名制を採用しているので、リアルな友達と交流する目的で使用することが多いです。実際、家族の写真や「いつ・誰と・どこに行ったのか」等を詳細に書く傾向が強いのはFacebookです。Facebookもリアルな友達以外とつながることは可能です。しかし、それでは個人情報が筒抜けになってしまうので、投稿毎に誰に見せるのかを選ぶことができるようになっています。

SNS依存症になりやすい人

自分は現実の世界に友達も多いし、SNSも情報収集程度で使っている。そんな自分がSNS依存症に陥ることは想像もできない。そんなことを言う人は世の中にたくさんいます。でも、SNS依存症は風邪や腹痛と同じくらい、誰もが陥るかもしれない現代の闇と言えます。

SNS依存症の事例

冒頭でSNSのサービスごとの特徴を挙げましたが、やはり中毒性が高いのは身近な人と情報を共有するサービスです。

身近な人ほど羨ましい

芸能人をはじめとした有名人がハワイに行った、豪華な結婚式を挙げた、などと聞いて羨ましいと感じる人はさほどいません。でも、同じアパートのお隣さんが遊園地に行った、友達が自分ではない誰かと新しくできたお店で食事したと聞くと、何か心がざわつく感覚を持つ人はいます。

芸能人は自分と住む世界も違うし、金銭感覚も違う、どこかそう割り切れるものです。しかし、同じ家賃を払っている生活レベルが同程度のはずのお隣さんの楽しい話を聞けば疎ましくなりますし、新しいお店に行くのに自分が友達から誘われなかったと思えばある種の寂しさを感じてしまうものです。

見たくなくても見えてしまう

上に挙げた例のように、身近な人がちょっと羨ましく見えるような出来事は、いくらでもあるものです。でも、SNSの登場以前、そんなことは耳にも入って来なかった時代がありました。しかし、身近な人とSNSで繋がることで、そういった「いちいち目にしなくてもいい情報」まで自動的に入ってくるようになったのです。

心が偏る

誰もが、仲のいい友達が楽しそうにしているのを見るのは嬉しいものです。しかし、頻繁にそれを見せられたり、そこに自分がいないのに楽しそうにしたりしている様子を見ていると、人は心のバランスを崩すことが有ります。また、たまたま体調の悪い時に見てしまって、普段はなんでもないはずの投稿に過剰反応してしまう、などという事も有ります。
「寂しい」。「羨ましい」。そんな小さなきっかけが心のゆがみを作り、極端な行動に出始めることが有るのです。

目が離せない

SNSの投稿を見て気分が悪くなるのであれば、見なければ良いのです。でも、目を離すことができない。むしろ友達の投稿を毎日のように目で追ってしまう。イイねを押したり、それにコメントを書き込んだり、更にはそれに返事を貰うことを期待したり、目が離せなくなっていきます。

また、自分の投稿にもイイねをして欲しくなり、過度に投稿をしたり、見栄を張ったり、生活がSNS中心になってしまうことが有ります。

どんな症状が出る?

他の病気同様に、人によって現れる症状は様々です。しかし、インターネット上でも散見される情報でも、いくつかの偏った傾向がみられることが分かっています。

すぐに返事をする

いつ通知が来てもすぐに情報をチェックできるように、常にスマホを手に持っているような人は依存症の傾向が有ります。自分の投稿や書き込みに対し相手が反応すると、それに対し即座に返事をしなくては気が休まらない人のことです。

返事が遅れたら仲間外れになる、友達の投稿には自分が一番に反応していかに親しいかを他者にアピールする。そうせずにはいられなくなるのです。SNSとは少し異なりますが、無料通信アプリのLINEへの返信なども、これに含まれます。

鳴っていないのに振動を感じる

男性の場合、スマホを胸ポケットに入れている人も多いです。電話も鳴っていない、メールも届いていない、一切通知がないのにスマホが振動したような、そんな錯覚に陥る人がいます。これも過剰にスマホやSNSからの通知を意識するために起きる病的な症状です。

どう対応したら良い?

病的で、自分でどうにも対処ができなければ、ぜひ病院にかかるという選択肢も入れてください。しかし、今、自分に出来ることから始めるのも大事です。

リア充を目指す

FacebookやInstagramの投稿が充実している人のことを、「君、リア充だね」と揶揄することが有ります。でも、それは本当に充実していると言えるのでしょうか?SNSに投稿したいから行動している。それは傍から見ると綺麗な写真を投稿しているし、文章の内容はキラキラ輝いて見えるかもしれません。

しかし、順序が逆なのです。「インスタ映えしたいから、おしゃれなカフェに行く」ではなく「ここのカフェのコーヒーが美味しいから飲みに行きたい。写真は記録用」と考えを変えれば楽になります。

時間を決めてスマホ断ち

自分はSNSに依存しすぎているかもしれない。そう感じていても、好きなことは、そう簡単に止められるものではありません。でも、問題と思っているのであれば、こんな小さなことから始めてみませんか?

目覚まし時計を買う

スマホは通信以外の機能を持っており、そのせいで常時手放せない人もいます。例えば、目覚まし時計として使っている人です。これだとベッドに寝ている時も自分の傍らにスマホを置く必要が有るので、夜中の不意の通知などにいちいち反応してしまいます。

寝ている時にスマホを横に置いているだけで交感神経がオンになってしまい、熟睡できないというお医者さんもいらっしゃいます。そこで、別に目覚まし時計を購入し、スマホは思い切って電源を切るか、別の部屋に置いてしまいましょう。最初は不安だと思います。でも、十分な睡眠が取れないことは、健康に大きく作用します。睡眠時にスマホを断つことは有効な手段です。

通知を止めてしまう

皆さんはなぜスマホを持っているのでしょうか?年代によって異なりますが、基本的にスマホは電話です。緊急時の連絡に用いることを最優先に考えれば、お仕事の最中に緊急連絡以外の通知に応える必要などないはずです。むしろ就業規則を守れていないという弊害が発生しているので、早急に改善すべきことです。

でも、中には「スマホの通知を止めるには電源を切らなくてはならない」と思い込んでいる人がいます。これは間違いです。スマホはアプリごとに通知の有無を設定できるので、SNSのアプリは全部通知をオフ、電話とメールだけ通知をオンにするということも可能なのです。そして、仕事中はSNSに反応せず、昼休みにSNSを見るという使い方を実現することも可能です。

また、上で目覚まし時計を買うことをお奨めしましたが、スマホには「夜だけすべての通知をオフにする」という機能も有ります。これを設定しておけば、夜中にスマホが鳴ることがないので、安心して眠れます。実際にはスマホが寝床にあるだけで交感神経がオンになるので推奨を避けたいことです。しかし、経済的な理由で新たに目覚まし時計を買う余裕がない人もいると思われますので、あえて紹介しておきます。また、すべての通知をオフにしていても、特定の人の電話は受けられるという機能も有るので、詳しくはスマホの説明書等を確認してみてください。

さいごに

スマホの登場から10年が経過し、その中でSNSは急成長を遂げました。また、リアルな空間だけでなく、このSNS空間での人と人との繋がりも重要視されるようになって来ました。

SNSを使わないという選択肢も有りますが、人とのつながりの中で使わざるを得ない、気付いてみたらSNSに依存する生活に陥ってしまったという人も多い世の中です。スマホを使っているつもりが、スマホに使われてしまっている、そんな状態になっている人は、ぜひ手放すという選択肢も考えてみてください。

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