Uber Eatsのドローンを利用した配送?メリットとデメリットは??

ドローンと言えば手元のリモコンを駆使することによって、鳥が飛びながら下界を見下ろしているような映像の撮影が実現できます。これがドローン活用の醍醐味と言えるでしょう。

でも最近は、空撮以外にもアイデアを駆使したユニークな活用方法が色々出て来ています。その一つがドローによる宅急便などのデリバリーへの活用です。「えっ大丈夫なの?」と思ってしまいますが、海外では実証実験や試験的なサービスが既に始まっています。その一つ「Uber Eats」のドローンを利用した配送についてご紹介したいと思います。

「Uber Eats」とは?

日本でも、レストランのレジ付近や、街中でバイクや自転車に乗った配達員の背中のカバンについている「Uber Eats」のロゴを一度は目にしたことがある人は多いはずです。これは、2014年にアメリカから始まったオンラインフードデリバリーサービース。
簡単に言ってしまうと、iPhoneやアンドロイドなどのスマートフォンを使って、飲食店に出前を注文することのできる画期的なものです。Uber Eats は、2018年時点でなんと250もの都市で利用することができるようになり、同じく2018年時点で注文数は6億回にも達しまたと言います。

「Uber Eats」の仕組みは、アプリに登録した人が好みのレストランの料理を注文するとパートナーと呼ばれる配達員が自宅など指定の場所まで配達してくれるサービスです。

配達パートナーの方にはアプリを介して注文の連絡が入ります。配達することが可能であればレストランに取りに行って利用者の所まで配達し報酬を得るというシステムです。

Uber Eatsの通常の配送方法

まずそもそも、Uber Eatsは通常どのように配送を行なっているのでしょうか。少し触れましたが、日本でお馴染みなのは、まず自転車による配達かもしれません。しかし、車やバイク、さらには徒歩での配達も行われています。

さらに、Uber Eatsを説明する際に外せない独自の特徴として、一部の都市では配達員が登録制だということが挙げられます。
配達員を希望する人は、自由に配達者としてサービスに名前などを登録し、自分の持っている自転車やバイク、車などを使ってその都度配達を行います。
そして、その配達者は、配達した回数や、配達した距離に応じて、お金を受け取流という仕組み担っているのです。

 

「Uber Eats」のデリバリーにドローンを活用する実証実験

世界規模に展開する「Uber Eats」ですが、本拠地はアメリカのカルフォルニアで、今年中にドローンでのデリバリーを実験的に開始するということです。社内のサミットでその過程を紹介するビデオをお披露目したといいます。

マクドナルドからハンバーガーとポテトの入ったボックスを人の手でドローンに装着させて顧客の最寄の着陸スペースまで運ぶという映像です。

飛んでいる間にハンバーガーとポテトがグチャグチャになるのではと心配になりいますが、ボックスもハンバーガーとポテトが別々の個室に入るようなイメージの設計で運んでいる間につぶれたり、こぼれたりするようなことはまずないですね。

実証実験で使用された専用の折り畳みドローンは大きなプロペラが6つもついていてる形です。パソコンのキーボード、タッチパネルでコントロールされ、パソコンの画面で飛行の位置などが確認されていました。

吊るされたボックスはゆられながら街を見下ろすような形で所定の着陸場所へ向かいます。決められた安全な着陸場所に到着すると自動でドローンから外れてポトンと静かに落ちます。ここからは待っていた配達パートナーの手にバトンタッチされます。

「Uber Eats」のドローンによる配達はカリフォルニア州のサンディエゴからスタートしますが、今後は地面ではなくQRコードが描かれた配達パートナーの乗った車の屋根に届けられることも計画されています。

Uber Eatsの計画しているドローン配送の内実

さしあたり、この映像が実際のUber Eatsの計画そのものを適切に反映していると仮定して考える限り、次のことがわかります。すなわち、Uber Eatsのドローン配送は、「お店から配達先まで」をつなぐものではなく、「お店から配達員の待機場所まで」を繋ぐものなのです。

お客さんに直接ドローンが届けるのではないという、この点が、現在アメリカを中心に試験的に運用されている各種のドローン配送サービスとの決定的な相違点になります。

「Uber Eats」のドローンによるデリバリーのメリット

時間短縮

何と言っても、ドローンによるデリバリーのメリットは配達時間の短縮に他なりません。「Uber Eats」の配達でドローンを使わない場合、配達パートナーが自転車やバイクで届けることになるので配達にかかる時間は個別の都合に左右されています。

速く配達がされればアプリによって顧客から良く評価(上向きの親指)され、遅ければ悪い(下向きの親指)評価がされます。配達パートナーが顧客の評価を振り返ることが出来るのですが、その項目に「配達の遅れ、集荷の遅れ」もありますので配達が遅いことを自覚することも出来るわけです。それに対して少しでも改善して速く配達しようと思うかはそれぞれの誠意によるところになります。

一方途中をドローンが担うことで確実にその距離は一定時間に保たれます。配達パートナーの誠意があっても、信号や他の車や歩行者に進行を妨げられることはあるわけですが、それもないわけですからね。

人件費の削減と人手不足解消

「Uber Eats」のデリバリーをドローンが担うことで確実に人件費を削減できます。配達パートナーは最初と最後だけに携わればよくなるので、一人の配達パートナーによる配達時間が短縮されるので少ない人数で回すことが出来るようになります。

自転車やバイクで配達する人がいなくなるので事故の心配も減ることになりそれもメリットの一つです。時間も短く楽なので配達パートナーを希望する人も確実に増えるでしょう。

ドローンによるUber Eats配送のデメリット

それでは、ドローン配達にはデメリットはないのでしょうか。
Uber Eatsに限った話ではありませんが、商品の配送などの商業活動レベルでドローンがたくさん飛ぶようになれば、ドローンが墜落してしまったり、運んでいる商品が落下してしまったりといった事故の頻度が上がるのではないか、という懸念があります。

とはいえ、Uber Eatsも考えなしに話を進めているわけではなく、このドローン配送計画は、アメリカ合衆国の連邦航空局との密な協力のもと進められています。連邦航空局は、アメリカ合衆国内の航空輸送の安全の維持を担っている組織です。法整備も含め、こうした問題は慎重に進められていると言えそうです。

まとめ

フードデリバリーで日本にも広まりつつある「Uber Eats」のドローンを活用した配達についてみてきました。カリフォルニア州サンディエゴでマクドナルドとコラボしてスタートする実証実験、これから着陸場を車の屋根にするなど開発が期待されています。

メリットは時間短縮と人手不足の解消や人件費の削減です。今後のドローンによる配達システムが広まることで、冷めたピザが配達されることは絶対になくなるし、行列が出来るラーメン店のチャーシュー麺の配達を断られカップラーメンをすするなんて人もいなくなることでしょう。

Uber Eatsの計画が順当に進めば、早くも2019年夏から、ハンバーガーの配送の試験が実施されます。果たしてどのような結果になるのか、期待が高まるところですね。

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